山本五十六の名言~ビジネス、教育、子育て・我慢・男の修行~

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目標達成の名言

連合艦隊司令長官を務め、多くの作戦の指揮を執った山本五十六。

彼は、幼い頃から負けず嫌いで、戦争の時代に生まれた宿命ゆえに、軍に所属することとなります。

信念を持ち、人としても軍人としても優秀であったため、様々な逸話を残し、数々の武勲をあげたため、今でも彼のファンは多いです。

山本五十六の残した名言を深く掘り下げ、どのような意味があるのか見ていきましょう!

この記事を書いた人
horie

人生に影響のある言葉を研究する主婦です。
家にある本は漫画を含めて1000冊を超え、「人生は思考から」をモットーに、歴史上の人物や漫画、スポーツ選手の言葉など様々なところから生まれる名言・格言を紹介します。

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山本五十六のビジネス・教育・子育てに共通する育成論の名言

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
山本五十六の言葉で、もっとも有名なのは、この言葉ではないでしょうか。
彼は、軍人として優秀なだけでなく、人材育成において長けており、多くの部下から信頼を寄せられていました。
この名言は、ビジネスにおけるコーチングや教育・子育ての親や教育者としてあるべき姿の全てを凝縮しています。
相手と対話を重ね、柔軟な思考と行動を促すことで、その人が成長し、自主的に課題解決に向かうことができます。
人の欠点や不足点を指摘するのではなく、見守り、信頼して任せることで、その人が成長し、可能性を開花できる縁となるのです。

筆者は、この名言を、子育てと仕事の場において大切にしたいと思います。

まず子育てでは、子どもを認め、信じること。簡単なようで難しく、答えのない問題に日々、これでよかったのかなと思いつつも、考え続け探し続けることが大事だと思い、この名言を心において子どもたちと向き合っていきたいです。

次に仕事では、中堅の立場となり、仕事内容を新人さんに教える機会も増えました。

共に仕事をする同僚に感謝し、声に耳を傾け、自分自身も成長し続けたいです。

子育てに関しては、ドロシー・ロー・ノルトさんの詩で世界中に知られる『子は親の鏡』という詩も、幼少期の『人材育成』に関して鋭い視点で、私たちに向き合うべき事柄を教えてくれています。

認め、励まし、信じるまなざしで子と関わることで、子どもの心や人格形成に大きく影響することが伝えられています。

ドロシー・ロー。ノルトさんの詩に関する記事はこちらです。

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実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。
なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。
これは、違う考え方や価値観を持った他人を尊重し、相手を理解しようとすることの大切さを伝える名言です。

人は、世代によって価値観や考え方が異なります。

子育てに対する考え方なんかも、現在と親世代とでは考え方が大きく異なります。

世代だけでなく、他人の持つ考え方や文化など、自分と異なる部分を尊重し、理解する姿勢は今後も持ち続けたいと感じました!

男は天下を動かし、女はその男を動かす。

山本五十六が最前線で生きた時代は、男性が社会的に優位な風潮がありました。

天下を動かすような、どんなに優れた男性でも、自分の妻には頭が上がらないことを、この名言では言っています。

中才は肩書によって現はれ、大才は肩書を邪魔にし、小才は肩書を汚す。

この名言からはは、その人の才能を見極めて肩書を与えるか、人をよく見ることの必要性が伺えます。

才能の定義は、「物事をうまくなしとげるすぐれた能力。技術・学問・芸能などについての素質や能力」です。

生まれ持った素質はあるかもしれませんが、才能は、生まれ持ったものではなく、その人の努力や経験の中で得たスキルや能力も大きく関係します。

この名言によると、中位の才能を持つ者に肩書を与えると、今まで見えていなかった才能を開花させる良いきっかけになり、大きな才能を持つ者には肩書は足かせになってしまうんですね。

さらに、才能が乏しい者に肩書を与えると肩書の方が汚れてしまうと、この名言では言われています。

山本五十六の連合艦隊司令長官として組織を良くするために「誰にどの役職を与えるか」といった人を見る眼が伺える名言ですね。

ちなみに、小才・中才、大才に関する名言で、以下のようなものもあります。

小才は、縁に出合って縁に気づかず
中才は、縁に気づいて縁を生かさず
大才は、袖すり合った縁をも生かす
柳生宗矩(剣術家)

これは、人のご縁の大切さや、いただいたご縁をどう活かすかを表した名言です。

才能と人間性は相関していることが伺えます。

何かを極めようとすれば、それに伴って心の在り方や自分自身の内側を省みながら精進することは必須になってきますしね。

人は誰でも負い目を持っている。
それを克服しようとして進歩するものなのだ。

負い目とは、自分が他人に対して恩義や迷惑をかけてしまったと感じる心情を意味します。

しかし、そういった後悔が、自分が進歩・成長するためのエネルギーとなるのです。

人の上に立つ者でも、完璧な人間なんていません。

自分が持つ「負い目」と向き合うのは、苦しい時もありますが、克服するには、まず自分の不十分な点を認識することからです。

誰もが抱える人間の弱さを肯定し、認めたうえで、優しいまなざしで見守るような、深い愛情がこの名言には溢れていますね。

人はみな、それぞれ与へられた天職がある。
職分を如何に巧みに処理するかによって、その人の値打ちがきまる。

社会で生きている以上、多くの人が何らかの仕事に就いています。

そんな仕事に向き合う中で、楽しいこと、やりがいがあることもあれば、大変なこと、辛いこともあるでしょう。

人にはそれぞれ得手・不得手、向き・不向きがあるものです。

上司は部下の個性を見極めて能力を引き出すという役割があります。

また、部下は上から与えられた仕事に責任を持って取り組む必要があります。

会社は組織であり、それぞれが異なる役割を持って、密接に関係しあい、好循環を生み出していけるかが、組織が効果的に機能できる要になります。

その組織をつくっているのは、他でもない私たち一人一人であり、人としての真価が問われることになるのです。

問題が発生し、苦しい場面に直面したとしても、創意工夫を怠ることなく、自分自身を高めようとする意識があれば、どんな問題もチームで乗り越えてゆけるでしょう。

ちなみに、「巧みに処理」とは、「要領よくこなす」という意味ではないそうです。

「自分の仕事に誠実に取り組み、きちんとなし遂げること」を指しているそうですよ。

人は神ではない。誤りをするというところに、人間味がある。
神の定義は、「人間を超えた存在で,人間に対し禍福や賞罰を与え,信仰・崇拝の対象となるもの」です。
完璧な人間などいません。
誰もが間違いを起こしますし、だからといって、人間的に劣っているわけでも何でもありません。
では、人間にとって「間違い」や「誤り」をする意味とは何でしょうか。
「間違い」には大きく分けて3つの意味があります。

1.「事実や真実と違うこと」という意味で、正しくないことを言います。

2.「あやまちを犯すこと」という意味で、うっかりしくじることを言います。

3.「事故や予想外の出来事」という意味で、良くない災難が起きることを言います。

人は誰しもが、「誤りたくない」と思うものです。
しかし、あるべき状態や結果とは異なった事態に陥ってしまったり、うっかりミスをしてしまうといったことは、気を付けていても起こるものです。
例え誤った事態が起こったとしても、誰かや自分を責めることなく、軌道修正を行えばよいのです。
軌道修正や誤りを直す中で、関わる人への感謝や、自分の未熟さに気付いたり、人としての内側の成長が飛躍的におこるきっかけにもなります。

誤りが起きても真摯に誠実に対応することで、その人の人間性が垣間見えますね。

山本五十六の男の修行・我慢に関する名言

苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。

この名言も山本五十六の有名な言葉です。

現在となっては、古き良き言葉といった位置づけになるのではないでしょうか。

世の中は理不尽なことや辛いことがたくさんあります。

しかし、どんなに辛いことや理不尽なことがあっても、簡単には「逃げ出さず」「愚痴をこぼさず」「弱音を吐かない」といった意味が、この名言では表れています。

修行というのは、自分自身との戦いであり、我慢強く耐えることでもあります。

そうした我慢をしながらやるべきことはきちんと行い、切磋琢磨することで自分の内側を磨いていく、それが「男の修行」であると山本五十六は伝えています。

私は父に対して尊敬していることがあり、それは仕事に対して「弱音」や「愚痴」を決して言わないことです。

父と私はもともと同業者であったので、仕事内容に対する大変な部分はよくわかります。

しかし、父は常々「働かさせてもらっている奉公だ」と言って、誠実に仕事に向き合っていました。

父は見た目は決して強くなく、華奢な方です。

しかし、芯の強さや優しさといった面では遥かに優れたものを持っていると感じました。

その反面筆者は、まだまだ未熟で、愚痴や弱音を吐かないとやっていられないタイプです…。

修業とは程遠いですが(笑)

さいごに

いかがでしたでしょうか。

山本五十六さんの名言からは、深い人間理解と、人を信頼し待つことの大切さが伝わってきましたね。

子育てや仕事で困難な壁に当たったときは、この名言を思い出したいと思いました。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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