子育てをしているとイライラしたり、何が正しいかわからなくなったりといった経験をした方は多いのではないでしょうか。ふと、子育てで悩んだとき、疲れたとき、迷ったときに、元気やヒントをもらえる言葉を集めました。
子育てや教育に役立つ名言10選を紹介します!
ドロシー・ロー・ノルトの子育てに関する名言その1
殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、激励をうけた子どもは、自信をおぼえる
寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる
友情を知る子どもは、親切をおぼえる
安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じとることをおぼえる
『子どもが育つ魔法の言葉』の著者であり、アメリカの教育家、カウンセラーでもあるドロシー・ロー・ノルトさん!
子どもたちがどんな経験、環境でどんなことを学んで心を育んでいくのかが書かれていますね!
周りからの影響が子どもたちにとっていかに大きいかわかります。
特に最後の一文で、たくさんの愛情を受けて育つと、世界中の愛情を感じとることを覚えるなんて素敵ですね!
ドロシー・ロー・ノルトの名言その2
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだとおもえるようになる
引き続きドロシー・ロー・ノルトさん。親としての接し方でどんな子に育つかが細かく書かれています!
筆者は数年前に、まだ赤ちゃんだった一番上の子をつれて児童センターに行った際に、壁にこの言葉が貼られているのを目にしました。とても感動し、今でも自分の教訓にしている一つです。
著者も3人の子どもを育てていますが、一番上の子が先日こんな事を言いました。
「お母さんはどうしてそんなに優しいの?」
「う~ん、それは○○(子供の名前)のことが大好きだからだよ。」と著者が言うと、
「そうなんだ。でもお母さんも、たくさん優しくされてきたから?」と。
子どもとのやり取りで、忘れかけていたことを思い出しました。自分は今まで生きてきた中でたくさんの人に優しくされてきたのだなと。その優しさの流れを感じられるなんて我が子ながらすごい!と思ってしまいました。
どんな行いも、愛が基であればきっと子どもはそんな親の背中を見て何かを感じ取り、まっすぐに成長すると感じました!
マザー・テレサの子育てに関する名言
修道会「神の愛の宣教者会」の創立者であり、社会的に弱い立場にある、病気の方や貧困者、孤児の世話を通じて人々に愛と奉仕の精神を示したマザー・テレサさん!
「愛」をもって自ら「行動」することの大切さを表した名言です。
彼女の言葉には、深い愛と人間的理解が溢れており、力強くもありながらあたたかさが伝わってきます。
アメリカインディアンの子育てに関する名言
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな
アメリカ先住民のインディアンの四訓、聞いたことのある方も多いのではないかと思います。
著者も大好きな言葉の一つです。
親と子の距離感と、子を信じることの大切さを表した名言です。
大自然の中で、独自の暮らしや文化を持ち、感性を研ぎ澄まして生きてきた彼らの言葉から学ぶことは多くありますね!
筆者の子どもはまだ三段階目の「手を離せ、目を離すな」の段階ですが、「心を離さない」ための心づくりを親である自分が今からもっと深めたいと感じました!
ドナルド・ウィニコットの子育てに関する名言
イギリスの小児科医・精神科医・精神分析家であるドナルド・ウィニコットさん!
お母さんだって人間ですから、完璧な母親なんていません。
ウィニコット氏は「抱っこ」することの重要性を唱えてきました。抱っこは赤ちゃんにとって特別に大切なことであり、肌で感じるぬくもりや息づかいから、愛という目に見えないものを感じ取る能力が形成されていくからです。
また、ウィニコット氏は、母親は育児書を育児書を読みすぎず、自分の感覚を頼りに接することも大切だと言っています。自らの内側から湧き出る母性本能が一番頼りになり、自分らしい子育てにつながっていくのですね!
お母さんがニコニコしているだけで子どもは嬉しく幸せな気持ちになりますよね。
著者も、子どもたちが帰ってきたらたくさんたくさん抱っこをしたいと思いました!
マハトマ・ガンディーの子育てに関する名言
非暴力でインドを独立に導いた政治指導者・思想家のガンディーさん!戦争をせずに国が独立するってものすごくすごい、不可能に近い事なんです。
速度を追い求めることが人生において必ずしも最善ではないことを表した名言です。
時には自分のペースでゆっくりと進むことが、より豊かな人生をもたらします。
筆者は、育児休業を取得中にとてもそれを感じました。
自分と子どもだけのゆったりとした時間、子どもを世話することの大変さはあっても、フルタイムでバリバリ働いていた時のような目まぐるしい忙しさはありません。
自分のいる空間だけ時が止まっているようでも、精神の次元ではとても進んでいる確かさを感じたのを覚えています。
人生の過程で得られる学びや成長が、自分自身とその周りを豊かにしてくれると感じました!
ニーチェの子育てに関する名言
この世に唯一の方法など存在しない。
ドイツ出身の思想家であるニーチェさん!
誰もが積極的に人生を切り開き、一人一人が自分の道を決めて歩むことを望んだニーチェさんらしい言葉です!
ニーチェさんの言葉には深みがあり、私たちの心を軽くしてくれますね。
どのやり方かが重要でなく、それを自分自身が選んだかどうかが重要なのです。
山本五十六の子育てに関する名言
軍人として活躍された山本五十六さん!
部下や同僚から非常に高い信頼を寄せられていた人物で、教育者としても優れたことで知られています。
この名言には続きがあります。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
何とも深い言葉ですね。自分がやってみせるだけでなく、相手の言い分にもよく耳を傾け、認める事の大切さを表した名言です。
教育や子育てにも通じる内容ですね!
ジャン=ジャック・ルソーの子育てに関する名言
フランス出身の哲学者であり、「人民主権」を主張した啓蒙思想家のルソーさん!
物で子どもの心を満足させることはできないことを言っています。
子どもに何かを買うときにはよく考えてから買おうと思いました^^;
アルフレッド・アドラーの子育てに関する名言
「のろま」ではなく「ていねい」なのだ。
「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしている」のだ。
何事にも良い側面と悪い側面があり、その両側面を知った上で良い側面を見ることが、子どもの可能性を伸ばしていくカギになると感じました!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
多くの偉人が、子育てに関して、素晴らしい手掛かりになる言葉を残していました。
子育てに正解はなく、不完全でも自分らしいやり方が一番ですね。
いつでも子どもの気持ちに寄り添い、共感したいた感じました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント