大人気漫画である『鬼滅の刃』。
アニメ化や映画化もされて、社会現象になるほど大ヒットした作品であり、知っている方も多いのではないでしょうか。
鬼と闘う剣士たちの物語であり、主人公・炭治郎とその仲間の成長や切磋琢磨していく姿には胸が熱くなります。
そんな『鬼滅の刃』、人間の本質に触れるような名言も多く、感動する名ゼリフも数多く存在します。
この作中に出てくる炭治郎や煉獄さん、胡蝶しのぶの名言に込められた意味や人生で大切にしたい名言を深堀していきましょう!
※ネタバレを含みます。
『鬼滅の刃』竈門炭治郎(かまどたんじろう)の名言
そして弱い者は強くなり、また自分より弱い者を助け守る
これが自然の摂理だ!

いつでも、誰かを思いやり、助ける気持ちを大切にしたいですね。
努力は日々の積み重ねだ。
少しずつでいい、前に進め!
血の繋がりが無ければ薄っぺらだなんてそんなことはない!!

自分の価値観だけで、表面的に相手のことを判断をせず、その人をよく知ろうとすること、言葉にならない言葉をもよく聞き、どんなときも相手へのリスペクトを忘れないことが必要だと感じました。
「信じること」について、女優の芦田愛菜さんが次のような名言を残しています。
人は『裏切られた』とか、『期待していたのに』とか言うけれど、別にそれは『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、その見えなかった部分が見えた時に『それもその人なんだ』と受け止められる『揺るがない自分がいる』というのが『信じられることなのかな』って思って。

深いですね。
相手を「信じる」ことなのに、実は、自分自身の相手を受け止める力を問われているのですね。
芦田愛菜の名言記事はこちらです。

だから人は力を合わせて頑張るんだ。
そして人は自分ではない誰かのために、信じられない力を出せる生き物なんだよ。無一郎。

誰かのために何かをするとき、人間のパフォーマンスは最大になります。
筆者は、結婚し、子どもが生まれ、人生の段階が変わっていく中で、昨日より今日、今日より明日と、誰かのために生きたいとより思うようになりましたし、自分の器や弱さにも目を向けられるようになりました。
もちろん、余裕のないときだってあります(笑)
余裕がないと優しくなんてできませんし、いろんな人の言葉を受け止めることもできませんよね。
俺は今までよくやってきた!!
俺はできる奴だ!!
そして今日も!!これからも!!折れていても!!
俺が挫けることは絶対にない!!
自分の立場をきちんと理解して
その立場であることが
恥ずかしくないように
正しく振る舞うことかな
人は皆、自分にしかない価値があります。
その自分の価値を評価し、自己を肯定して喜びを感じながら生きることの大切さをこの名言は伝えています。
家族の〝絆〟とは言わない
その根本的な心得違いを正さなければ
お前の欲しいものは手に入らないぞ!!
俺も行こうと思ってたからちょうどいいんだよ
きっとカナヲは心の声が小さいんだろうな。
兄弟みたいなものだからさ
誰かが道を踏み外しそうになったら
皆で止めような

筆者の職場は、4月がものすごく忙しい職場です。
そんなとき、職場の多くの人が余裕のない顔で仕事をしています。
怒ったような言葉で、言い方ががキツい人がいると感じることもありますが、「余裕がないのだろうな」「お腹がすいているのかな」と今では流せるようになりました。
心を燃やせ 負けるな 折れるな
これは、8巻66話で、上弦の鬼との闘いの後で、弱音を見せた炭治郎の名言です。
目標に向かって頑張っても頑張っても、目の前に現れる壁にくじけそうになるときがあります。

筆者は、今まで自分のできそうなことにしか挑戦してきませんでしたが、今、思うようにはなかなかいかない試練がきています。
しかし、ここで諦めずに、継続すること、精神を保ちバランスをとることが必要と日々感じています。
分厚い壁を越えられるか越えられないかで一喜一憂するのではなく、日々小さくても積み重ねと継続をできている自分を信じ、進んでいくことが大切ですね。
『鬼滅の刃』煉獄の名言
これは8巻66話で、自身の最期を悟った煉獄が、最後に「こっちにおいで。最後に少し話をしよう」と炭治郎を呼び寄せ、言った名言です。
煉獄さんといえば、純粋でまっすぐな性格であり、人情に厚く優しい人柄です。
最後に、心を燃やし続けることを炭治郎に伝えたかったのでしょう。
時には己の不甲斐なさや弱さに打ちのめされる時があるかもしれません。
しかし、そんな時こそ、自分自身を信じ、軸をしっかりともって奮い立たせることが大切ですね。
やるべきこと果たすべきことを全うできましたか?
これは8巻66話で煉獄さんが炭治郎に言った名言です。
柱合会議で、鬼となった妹・禰豆子を庇う炭治郎を、批判していた煉獄。
しかし、汽車の中で懸命に人間を守ろうとする禰豆子の姿を見た煉獄は、主張を改め、「君の妹を信じる」と炭治郎に伝えます。
共に寄り添って悲しんではくれない。
これは8巻66話で、煉獄さんが炭治郎に伝えた名言です。
大きな悲しみと後悔を背負って生きるからこそ、人は誰かのために強く優しくなれるのかもしれません。
どんなにつらい出来事があっても、人生の目的を果たすためには避けては通れない、乗り越えなければならない試練があるのです。
これは、7巻55話で煉獄さんが心の中でつぶやいた名言です。
晴れて柱となった煉獄さんが父に報告をしに行ったときのこと。
元・柱の父は、かつての情熱的で熱心に自分たちを育ててくれた頃の姿とはまるで別人でした。
煉獄さんの頭の中には「なぜ?」という思いが浮かびます。
しかし、それは考えても仕方のないことと、自分の心に蓋をし、気丈に明るく振舞おうとします。
答えのない問に出会ったとき、たとえそれが、自分の人生レベルでの悲しみにつながっていようとも、今考えても仕方がないと思い気持ちを抑えてしまうことがあります。
しかし、そういった問いかけは、今後の人生で必ずまた自分の目の前にやってきます。
それは、どうしても答えが知りたいと、心の奥で思っているからです。

表面意識では考えても仕方のないこととして捉えていても、魂の次元では、大切な意味のある問いなのですね。
まさに、意味のない出来事は何一つとして無いのですね!
これは、8巻63話で煉獄さんが猗窩座に言った名言です。
猗窩座は、煉獄に、鬼になれば老いることもないし、何百年でも生き続けて強くなれると言います。
しかし、煉獄さんは、それとは真っ向から反対の考えを示します。
老いることも、人間というはかない生き物の美しさだと言い、強さとは肉体だけに対して使う言葉ではないから、炭治郎は弱くはないと猗窩座に言います。

本当の強さとは優しさだと筆者は思います。
誰が強くて偉いとかではない、それぞれに役割や適性があり、それぞれが自分の果たすべきことに向かって同じ時を生きていることが尊いと感じます。
これは、8巻62話で、煉獄さんが炭治郎に言った名言です。
「呼吸」とは鬼滅の刃にでてくる隊士たちが、身体能力を高めるために使う技術のことです。
呼吸を極めることは容易ではありません。
血の滲む努力と精神力が必要になります。
何か技術を習得したり、境地をあげるためには、私たちにおいても、同じことが言えます。
『鬼滅の刃』胡蝶しのぶの名言

「異質な人を受け入れる」というのは、筆者の人生における重要なテーマの一つでもあります。
様々な人間関係の中で、相手を理解できずに苦しむがありましたが、異質な人にこそ自分にはない光があるのだなと最近思いました。
同時に、自分の価値観のみでその人全てを判断してしまっていた自分の未熟さに気付きました。
自分の心に、問い続け、訊ね続けることで、少しずつ、歩み寄ろうとする自分が現れてきたように感じます。
これは6巻50話で、しのぶが炭治郎に言った名言です。
炭治郎はしのぶの笑顔とは裏腹に、「怒り」の匂いがすると伝えます。
実は、鬼に姉・カナエを奪われ、つらく悲しい過去を持っていたしのぶ。
この夢は、心優しかった姉・カナエの夢でもあり、今まで笑顔を絶やさずに頑張ってきました。
しかし、少し疲れてしまったと炭治郎に打ち明けます。
妹が鬼になろうとも変わらず、信じ想い続ける炭治郎の優しくまっすぐな心と、限りない可能性を目の当たりにし、彼なら自分や姉の夢を果たしてくれるかもしれないと思ったのでしょう。
これは、17巻143話で、しのぶが上弦の弐の鬼と対峙した際に心の中でつぶやいた名言です。
使命感に突き動かされ、自分の理性よりも直感だけを頼りに、勇敢に敵に向かっていく姿が美しいシーンでした。
破壊されて初めてその幸福が薄い硝子の上に乗っていたものだと気づく。

「良い事も悪い事も長くは続かない」という言葉がありますが、この世に生きる以上儚さと付き合い続けなければなりません。
だからこそ、人は苦難を乗り越え、歓びをかみしめることができるのかもしれませんね。

筆者は、親になって3人子育てをして、自分の親に感謝の思いをより一層持つようになりました。
自分が幸せな人生を送れたのは、運で育ててくれた親がいればこそだと感じました。
親から自立できていなかったり、自分の経験の浅さだったりで気付けなかったことがたくさんあると感じるこの頃です。
『鬼滅の刃』人生における大切な名言
強く生まれたのかわかりますか
弱気人を助けるためです
生まれついて人より
多くの才に恵まれた者は
その力を世のため人のために
使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること
私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは
強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない
使命なのです
決して忘れることなきように
人にしちゃいけない
永遠というのは人の想いだ
人の想いこそが永遠であり不滅なんだよ
これは16巻137話で、産屋敷耀哉が鬼舞辻に言った名言です。
人の命には限りがありますが、想いは永遠に生き続けます。
形あるものは壊れますし、富や地位・名声もあの世に持っていくことはできません。
私たちが、日頃から心を鍛錬し、調和に向かって生きることで、その想いは受け継がれ、やがて永遠の輝きを放つのではないでしょうか。
そんなの自分でちゃんとわかってるよ
僕は幸せになる為に生まれてきたんだ
これは21巻179話で、時透無一郎が双子の兄・有一郎に言った名言です。
「自分は何のために生まれたのか」、人生で1度は疑問に思ったことはあるのではないでしょうか。

日々の生活に忙しく生きる中で、自分に人生の目的や願いなどあるものかと感じる人もいるかもしれません。
しかし、誰もが大きな後悔と、今世こそは果たしたい願いをもって生まれてくると筆者は信じています。
幸せになって、この人生を味わうことも、大きな意味がありますよね。
『鬼滅の刃』は、光と闇のエネルギーの対峙が色鮮やかに描かれていて、感動のシーンの連続でした。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
『鬼滅の刃』の名言には、自分を信じ、誰かのために心を尽くすことの大切さが溢れていました。
当サイトでは、他にも漫画・アニメの名言を紹介していますのでご覧ください。
仲間とともに、戦いながら成長をしていくHunter×Hunterの名言記事はこちらです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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