今最も勢いのあるバンドと言っても過言ではない、大人気バンドグループ『ミセスグリーンアップル』!
2023年、2024年と日本レコード大賞を2年連続受賞という快挙を達成しました。
また、新曲を出せば、瞬く間に再生回数1億回を突破し、世代を問わずに多くの人々に聴かれています。
ミセスの楽曲は、言葉がとんでもなく美しいんです!
まさに芸術作品とも言うべきで、ミセスの楽曲のほとんどをボーカルの大森元貴さんが制作されているようです。
大森さんの、安定感と幅のある高音ボイスも、一度聴いたら忘れられないくらい美しいですよね。
そんな天才・大森さんを中心に、メンバーでギター・若井滉斗さんと、キーボード・藤澤涼架さんがつくりだす世界観は、私たちの胸の奥深くを突き動かすような感動と癒しを与えてくれます!
ここでは、ミセスの歌詞の中の名言や、大森元貴さんの名言を紹介します。
『ミセスグリーンアップル』大森元貴さんの名言集
歌唱力だけでなく、作詞作曲や俳優など様々な方面で異彩を放つボーカルの大森元貴さん!
2025年4月からの朝ドラ『あんぱん』で、作曲家の役柄で出演することも決まりました。
そんな大森さんの活躍が見逃せません!
「本を読むのは苦手だけど哲学書は自然と読める」と言う大森さん。
歌詞の中に出てくる表現は、大森さん自身の哲学的思考や人生観の表れかもしれませんね!

あれほどの楽曲を世に生み出す大森さんは、勿論相当な努力もあってでしょうが、生まれ持ったものや直感の域も大きいですね!

技術が高いだけでは生まれない、空気感や信頼感のようなものが、歌っているシーンを見ると感じられ、ますますミセスが好きになりました!
人の情緒、陰と陽、躁と鬱、喜びと悲しみ…そういったコントラストは1曲の中でも大切にしたい。
このコントラストがあるからこそ、ミセスの曲はより一層美しさが際立つ気がします!
闇があるからこそ光が際立つように、ただ明るいだけで終わらないところこそが、宇宙真理の本質をついており、奥行きが出るのだと思いました。
私たちも、自分の「光」と「闇」の両側面を知った上で、「光」の側面が大きく出るように歩む努力をする必要があります。
人間の本質で大事にすべきことを教えてくれている名言ですね!

卒業式まで時間のない中で、楽器演奏や作曲を仕上げて形にしてしまうなんて、小学生時代のエピソードとは思えませんね!

普通ならくじけてしまいそうな状況ですが、モチベーションを保ち、自分の目標に向かってまっすぐに進み続ける大森さんは、すごいです。
学校へはとりあえず行くものだといった固定概念や、音楽で食べていくのは厳しいといった先入観が、筆者だったら生まれます。
しかし、自分のやりたいことに向かってとにかく行動する、アクションを起こし、青写真を具現化させる、大きなエネルギーを大森さんから感じます!
これは、「答えのない問いを探し続ける」ことの大切さを伝える名言です。
人生、生きる中で、この意識を持っているか持たないかでは、自分に起こった出来事を受け止める際の深さが全く変わってきます。
「何のために生きるか」「何のために生まれたのか」という問いは、簡単には答えが出せずものではなく、人生をかけて向き合い続けるべき問いと言っても過言ではありません。
また、現時点では自分なりの答えが出ていても、歳月を経て改めて同じ問いに向き合ってみると、見え方が異なったり、自分にとってより深い問いかけになっていたりする場合も少なくありません。
答えを出す事だけが正解ではない、ああでもないこうでもないと考え、悩んでいる時こそ、私たちの内面が猛スピードで成長し深まっているときなのでしょう。
バンド組んでからもあっという間だったし、きっとこれから先もすぐに過ぎちゃうだろうから、今この瞬間をどれだけ濃密にできるかっていうところにかかってくると思っています。

筆者の好きな言葉に「今日という日を全うする」という言葉があります。
夢や目標は大きい方がいいけれど、その夢までの道のりを、5年、1年、1か月…と分けていくと、今日1日を濃密に生きるというところに落ち着きます。
「今日1日を全うできたか」を就寝前の布団の中でちょこっと振り返ることで、何となく過ぎていた毎日がより濃いものになりました!
でも何もしない日っていうのも貴重じゃん?

筆者も哲学書を読むのが好きなので、2つの視点で物事を捉えると、その両方に重要な意味やメッセージがあることはよくわかります。
哲学は、絶対的な正解がなく、それぞれの正解があるというのが面白いです!
何もしない、止まっているように見える時間も、実は意識の下では進んでおり、大きな意味があるのですね。
起こる出来事のすべてに意味を見いだせれば、こんなにも強いことはありません!
どの時代であれ、エンタテインメントであれ、現実であれ、最終的にはそこが残る。
しかし、努力の過程で培われた経験や学びは、後の人生において必ず力になります。
日本を代表するバンドグループになった大森さんらは、これまでの努力は並大抵のものではなかったと思います。
大森さんに限らず、スポーツなどなにか1つのことを極めるには、努力を積み重ねる過程で、様々な知識や経験を自分のものとする必要があります。
日本や世界のトップで活躍する人には、目標に向かう努力の過程で、多くの共通点があるのかもしれません。
ポジティブ思考で努力を続け、様々な逆境を乗り越えたサッカーの本田圭佑選手は次のような名言を残しています。
「ただ、勘違いしちゃいけないのは下に落ちるっていうことが、進化してないということではないんですよ。」
「結果にこだわるな。成功にこだわるな。成長にこだわれ。」
本田選手の名言記事はこちらです。


妥協をせず、最高のものを求め続ける姿勢を見習いたいです!
思ってもいないことは書かない。

筆者も、この「常に10年後を見続ける」という視点は大切にしたいと思いました。自分のやりたいことにせよ、世界情勢、お金のことにせよ、時間軸の上で生きる私たちにとって、未来の動向を意識するというのは、より良い結果を望むうえでとても重要だと思います!
それでも、一生懸命に生きる日々が「軌跡」
「何か物が体に入ると集中力が切れる気がして、狩りの時の集中力じゃないですけど、空っぽの状態で仕上げたかったので、それをなんとか頑張ろうと維持してたらいつの間にか1週間たってたというのはありましたね」
でもわかった気になってほしくない。

筆者としては、何事にも100%というのは求めはしても達成する必要はなく、むしろ本質的な部分に関しては「わからない」という余白を残した方が、その後の気付きや、深まりが大きくなると感じます。
『ミセスグリーンアップル』の歌詞の中の名言集
『ミセスグリーンアップル』の曲の中で、心に響く歌詞の一部を取り上げ、考察していきます。
春愁
大嫌いだ
人が大嫌いだ
友達も大嫌いだ
本当は大好きだ春愁(Mrs. GREEN APPLE)より引用
これは2018年2月発売の6thシングルに収録された『春愁』の歌詞の一部です。
人間の汚さや愚かさ、未熟さが見え、大嫌い、もう嫌だと思うこともあります。
価値観や考え方の違い、ささいなすれ違いで、互いに気持ちを理解できないことだってあります。
しかし、そんな未熟な部分を抱えながらも、美しさや尊い部分もあり、それら全てを知った上で受け止め、前を向いて歩こうとする心情が、この歌詞には表れています。
大森さんは、この曲を卒業式の翌日に作ったそうです。
卒業式の日は、学校生活を終える晴れの日であり、今までの様々な思い出がよみがえりますね。

筆者も、学生生活を振り返ると、過ぎ去ってみれば、あの日のささいな「笑い」や「喜び」が色鮮やかに思い出され、特別でかけがえのない時間だったと思います。
思秋期だからこそ、当時は複雑な思いもありましたし、でも今はそんな思いや経験すらできないなあと。
僕のこと
僕らは知っている
奇跡は死んでいる
努力も孤独も
報われないことがある
だけどね
それでもね
今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ
それがね、軌跡だと僕のこと(Mrs. GREEN APPLE)より引用
パブリック
醜いなりに心に宿る
優しさを精一杯に愛そうと
醜さも精一杯に愛そうとパブリック(Mrs. GREEN APPLE)より引用
そんな両側面がありながらも、どちらもひっくるめて自分であり、認め、受け止めて愛すことが大切だと、この歌詞は教えてくれています。
ツキマシテハ
口から不意に出た言葉で
ヒトは悲しくなってしまうらしい
ただ、心から不意に出た言葉で
幸せも感じられるらしい
幸せに気付いていて欲しいツキマシテハ(Mrs. GREEN APPLE)より引用

物事を表面上で捉えず、「出来事→受け止め・捉え方→言動」といったつながりで捉え、受け止めや言動を変えていくことで現実も幸せなものに変わることをこの曲を通して教えてくれているような気がします!
仏教の言葉でいう「受発色」の鍛錬がまさにこれなんです。
哲学書を読むのが好きな大森さんの楽曲だからこそ、こういったメッセージを読み解くのが楽しかったりもします!
ケセラセラ
ケセラセラ
今日も唱える
何のせい?誰のせい?
勝てなくたっていい
負けない強さを持ちたい そうさ All right All right
乗り切ってみせるケセラセラ(Mrs. GREEN APPLE)より引用
これは2023年に放送されたドラマ「日曜の夜ぐらいは…」の主題歌となっていた『ケセラセラ』の歌詞の一部です。
2023年日本レコード大賞を受賞した曲も受賞しましたね。
「ケセラセラ」とはスペイン語で「なるようになるさ」という意味があります。
失敗や挫折を恐れて、前に進めない経験はありませんか。
例え良い結果がでなくても、何のせいでも、誰のせいでもなく、また次に進めばいいのです。
失敗することが負けなのではなく、前に進めなくなること、行動しなくなることが負けなのだと、この歌詞は教えてくれています。

筆者は、幼い頃から敏感で心配性な性格で、何かをするのに理由もなく恐れを抱いていました。
今もその性格は変わりませんが、『ケセラセラ』を聴くと、自分は何を恐れていたのだろうという気持ちになります。
きっと「他人からどう見られるか」が気になり、「行動しない」選択をする弱い時分だったなあと思うことがあります。
たとえ恥をかいても、そのせいで自分の生きる道が閉ざされるわけではない、と少しずつですが思うことができるようになりました!
ライラック
過ぎてゆくんだ今日も
この寿命の通りに
限りある数字が減るように
美しい数字が増えるように
思い出の宝庫
古いものは棚の奥に
埃を被っているのに
誇りが光って見えるようにライラック(Mrs. GREEN APPLE)より引用
『ライラック』は曲全体が名言で、どの部分をピックアップしようか非常に迷いました!
「限りある数字」とは寿命ではないでしょうか。
しかし、「美しい数字」は増えるんですよね。
それは、感動する経験だったり、大切な人との時間だったり。
生きてきた分だけ、思い出はあり、表面上では忘れているように思えても、その思い出、経験のすべてが保管されている次元が自分の中にあると筆者は思います。
埃をかぶる程古い、山積みの思い出の中にも、光るような大切な思い出が実は眠っている、まさに忘れかけていた大切な事実を思い出させてくれますね!
雨が降るその後に
緑が育つように
意味のない事は無いと
信じて進もうかライラック(Mrs. GREEN APPLE)より引用
答えがない事ばかり
だからこそ愛そうともライラック(Mrs. GREEN APPLE)より引用
まさに、人生は「答えがない問い」の連続です。
必ずしも答えを出す必要もなく、人生を味わい、愛することが大切ですね。
青と夏
友達の嘘も
転がされる愛も
何から信じていいんでしょうね
大人になってもきっと
宝物は褪せないよ
大丈夫だから
今はさ
青に飛び込んで居よう青と夏(Mrs. GREEN APPLE)より引用

この曲は、恋愛だけでなく、前に一歩進むとき、今までの自分を変えて行動したいときに背中を押して前向きな気持ちにさせてくれます!
ダンスホール
溜息を吐いて吸って吸って吐かれては
幸せを見逃しちゃうけど
きっと結構ありがち
足元にあるものダンスホール(Mrs. GREEN APPLE)より引用

ミセスの中で最も好きな曲の一つで、ポジティブな歌詞を聞くと元気が出てきます!!
また、筆者にとってミセスを好きになるきっかけにもなった曲です。

筆者は、子どもの表現会のダンスでこの曲を聞きました。
一生懸命に踊る姿と、この歌詞の意味も相まって感動でした。
ビターバカンス
辛いことばっかじゃないって事を
僕はわかってる わかってる わかってる
いつか君は忘れるでしょう
僕と過ごした日々を香りを
息が詰まるような日々が続いたら
ちょっぴり休めばいい休めばいい 休んじゃえばいいビターバカンス(Mrs. GREEN APPLE)より引用

筆者は社会人2、3年目だった頃の自分にこの曲を聴いてほしいです。
「ちゃんとしなきゃ」と思いすぎてしまい、外からの評価を気にして、余裕がなく悲観的になり、自分にも周りにも寛容になれずに狭い心になってしまっていました。
そして、辛かったことも、休んだことも意味があったと、今なら思えます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
『ミセスグリーンアップル』の大森さんの名言は、人生において大切にしたい名言がいくつもあり、大森さん自身の生き方にも表れているような気がしました!
また、歌詞にも心に残る名言が多くあり、どこをピックアップしようか非常に悩みました!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント