マザー・テレサの行動・無関心・愛・平和に関する名言を紹介します。
愛の心を基として活動するという強い信念を頼りに、たった一人でゼロからの活動をスタートさせたマザー・テレサ。
その大いなる愛の波紋は、インドのみならず全世界にまで及び、貧しさとは何か、愛とは何かを問いかけてくれます。
この記事を書いた人
人生に影響のある言葉を研究する主婦です。
家にある本は漫画を含めて1000冊を超え、「人生は思考から」をモットーに、歴史上の人物や漫画、スポーツ選手の言葉など様々なところから生まれる名言・格言を紹介します。
はじめに マザー・テレサはどんな人?
マザー・テレサは、1910年に旧ユーゴスラビアのスコピエという町で、三人きょうだいの末っ子として生まれ、「花のつぼみ」を意味するアグネス・ゴンジャと名づけられました。
また一家は、熱心なキリスト教徒で、アグネスはよくミサに参加したり、毎日欠かさずにお祈りをしたりしました。
アグネスは。14歳になるころにはすでに、自分の将来の道として、インドに行って宣教師になりたいという夢を持っていました。
そのためには、修道女にならなければいけません。
修道女になるということは、自分の家族ともう二度と会えなくなることを意味しましたが、家族は、アグネスが貧しい人々の力になりたいと強く思っていることを理解してくれました。
18歳でロレット修道女会に入り、修道女となってテレサと改名します。
そこで教育を受けて、のちに自身が修道院の敷地内にある聖マリア学院で授業を教えるようになり、校長にまでなりました。
1946年9月、マザー・テレサは汽車の中で「すべてを捨て、貧しい人のために働きなさい」という啓示を受けたとされます。
カルカッタのスラム街で貧しい人々のために働くことを決意したマザー・テレサは修道会を38歳で退会しました。
1950年、インドに国籍を移し、12名のメンバーで「神の愛の宣教者会」を設立します。
活動の幅は世界へと広がり、学校、病院、保護施設、診療所を開設し、貧しさや病の中で他人に見捨てられた人々を多く救っています。
1979年にはノーベル平和賞を受賞しました。
その後、1997年に87歳で生涯を終えます。
マザー・テレサの行動に関する名言
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
これは、思いや思考が現実をつくり、運命までをも変えてしまうことを表した名言です。
思考にはじまり、運命までの変容を5段階にわけて説明しています。
思考は私たちが毎日のように、無意識も含めて数えきれないほど行っていることです。
行動を変えるよりも思考を変えることの方がはるかに難しいですよね。
日常生活でこの名言をぜひ活かしてみましょう。
あなたの運命が変わります。
4段階で、マザー・テレサの名言を活用する方法を書いてみました。
1.自分が人生で果たしたい仕事や使命は何か、心から喜べることは何かを考える。
2.その仕事や願いを果たすためには、具体的にどんなことをしたらよいか考える。
3.目標達成や願いに近づくために最適な環境は何か考え、整える。
4.目標達成や願いを共有できる師匠や同志を見つけ、倣ったり切磋琢磨したりする。
思考が最も大事な段階であり、重きを置きたいところですね。
また、人に会いに行ったり、本を読んだりなど、思考を変え、多面的で深い考え方を育むために自ら何かアクションを起こすことは大切です。
物事には良い面も悪い面も両方の側面があるので、単に何でもプラス思考でいけば人生上手く行くとは言い切れなさそうですね。物事の本質、全体を理解した上で、良い側面、可能性の方を取り出せるように行動することが大切だと思いました!それを繰り返し、積み重ねていくこと、地道な継続が後の力になり、未来は開かれてゆきます!
マザー・テレサの無関心に関する名言
愛の反対は無関心である。
国語では愛の反対は憎しみになりますが、マザー・テレサは無関心こそが愛の反対だと言っています。
マザー・テレサにとっての無関心とは、病気や貧困で社会から見捨てられた人々がいることを知っているにもかかわらず、自分には関係がないと思っていることを指すのでしょう。
「苦しみにあえぐ人々は、イエス様です。イエス様の仮の姿なのです。」
この言葉はマザーの口ぐせでした。
彼女は、最も貧しく苦しみの中にある人々を援助するだけでなく、心の底から愛していたことが伝わってきます。
見知らぬ人が困っているとき、手を差し伸べることを迷った経験はありませんか?
迷ったら行動すべきです!
おせっかいかも、人の目が気になると迷い阻む気持ちが生まれるかもしれません。
しかし、行動に移して後悔するのと、行動まで移さずに後悔するのとでは、全く違います。
誰かを想い、他人のために愛を基とした行動をとれる勇気が大切だと思いました!
マザー・テレサの愛に関する名言
マザー・テレサの愛に関する名言を7つ紹介します。
1.家に帰って家族を愛してあげてください。
社会の一番小さな単位は家族からはじまるからこそ、家族を愛することで、良識と人を思いやる心を持った人格形成につながります。
そのような人が増えることで、社会全体がより良い方向に必ず向かいます。
マザー・テレサは、こんな言葉をよく口にしていました。
「わたしたちは、とても幸せな家族でした。」
心からそう思えて、口に出せるって素晴らしいですよね。
あなたは、大切な人を愛せていますか?
我が子、夫、妻、パートナーなど、大切な人とたくさん話し、心を通わせましょう。
筆者には3人の子どもがいますが、3人に私たち親の愛が届いているかな、と時々思います。今日あなたはどんなことを経験した?色んなことを限られた時間の許す限り話し、我が子を抱きしめます。愛のかたちは様々にあると思います。まずは実践してみましょう!
2.誰かに微笑みかけること、それは愛の表現であり、その人へのすばらしい贈り物となる美しいものです。
この名言を聞いて、「和顔愛語」という言葉が思い浮かびます。
和顔愛語とは、笑顔で、愛情のこもった言葉で話すことです。
人の表情や発する言葉には必ず波長がありますし、それは他人に伝わります。
鏡を見て笑顔をつくるのも、自分の気持ちも上がりますし、おすすめです!
3.最もひどい貧困とは、孤独であり、愛されていないという思いなのです。
4.この世界は食べ物に対する飢餓よりも、愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです。
お金がないこと、住む家がないこと、食べ物がないこと、「もの」がないことだけが貧困ではないとマザー・テレサは言っています。
「孤独」とは主観的な感情で、自分は独りぼっちだと思い込み、様々なつながりを感じられない状態です。
自分のことを愛せないと、こんなにつらく悲しいことはないかもしれません。
生活が不自由なくても、どこか心に風が吹いているような、虚しい思いを抱いたことはありませんか?
その心の風穴の閉じ方を知っているのは自分だけです。
自分と向き合い、自分自身と他人の垣根を越えて愛や感謝への理解を深めていきたいです。
5.私たちは大きいことはできません。小さなことを、大きな愛をもって行うだけです。
6.愛とは、大きな愛情をもって小さなことをすることです。
まずは足もとから、愛をもって行動することの大切さを表した名言です。
愛のない大きな業績を築き上げても、それは長続きしません。
仕事で業績を残さないと、試験でいい点数を取らないと、と目の前の数字にとらわれてしまうことはありませんか?
そして、どうせ私になんか大したことはできないんだと思ったことはありませんか。
何かを成し遂げることはあくまで「結果」でしかありません。
小さなことに愛を込めることは今すぐにでも始められることです。
人間の力とは、想像以上にすごいもので、ときには想像を遥かに超えることがありますね。
マザーにとっては、「愛」を与え続ける、giveの精神あるのみなのですね。
7.喜びは祈り、強さ、愛。喜びとは、魂を捕まえることのできる愛の網なのです。
喜びには、自分が人生で果たしたい使命のかけらや、もって生まれた願いが見え隠れしています。
魂とは、心のもっと奥深くにある精神的実体で、生命や精神の原動力となる存在です。
それはエネルギーを放ち、魂から湧き上がる喜びは、この世的な快の感情とは異なります。
嬉しいのに涙が出て止まらない、どうしても捨てられない思いがある、揺るぎない絆を実感するといった経験をしたことはありませんか?
これこそが、魂の感覚です。
魂を捕まえる感覚は、深い喜びや悲しみを経験した人にこそわかる、私たちの源である宇宙と一体になる感覚なのだろうと思います。
マザー・テレサの平和に関する名言
平和はほほえみから始まります。
私たちの日常生活において、人に対して思いやりや優しさ、愛をもって行動することの大切さを教えてくれる名言です。
マザー・テレサは、平和をつくるのは、自分自身の小さな行動からはじまると言っています。
平和とは、心の争いがないことも含みます。
「ほほえみ」とは、愛の連鎖を生み出すきっかけなのかもしれません。
どんなに大きなことも、小さなきっかけからすべては始まるのですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
マザー・テレサの名言の数々には、人々への大きな愛が溢れていましたね。
貧困や病気とは、社会の問題であると同時に、人間の心の貧しさへの呼びかけもなされていると感じました。
愛を体現する人生を歩んだマザー・テレサの言葉から学ぶことは多くありましたね!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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