ナイチンゲールの名言~行動・仕事・天使・進歩に関すること~

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偉人の名言

ナイチンゲールの、行動・仕事・天使・進歩に関する名言を紹介します。

ナイチンゲールは、生涯をかけて看護という仕事の確立に尽力した人です。

また、あまり知られていませんが、統計学の先駆者としても人々の記憶に刻み込まれています。

ナイチンゲールと聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか。

クリミアの天使と讃えられたその姿に、清楚で可憐なイメージを持たれるでしょうか。

看護師のいない医療現場など考えられない今日ですが、看護師という職業が生み出されたのはわずか150年前のことです。

それは自然な成り行きではなく、やがて来るべき未来を思い描き、命をかけて懸命に行動した結果でした。

そんな彼女から紡ぎ出される言葉には、人への限りない愛情を超えて、力強い使命感が溢れているのです。

この記事を書いた人
horie

人生に影響のある言葉を研究する主婦です。
家にある本は漫画を含めて1000冊を超え、「人生は思考から」をモットーに、歴史上の人物や漫画、スポーツ選手の言葉など様々なところから生まれる名言・格言を紹介します。

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はじめに ナイチンゲールはどんな人?

フローレンス・ナイチンゲールは1820年にイギリスの裕福な上流階級の家庭で生まれ育ちました。

ナイチンゲール家は、生活のために働く必要がなく、社交界や旅行といった華やかな生活を日々送っていました。

ナイチンゲールの時代にはお金持ちと貧乏人の間に大きな隔たりがありました。

ナイチンゲールは、貧しい人々を放ってはおけず、慈善訪問を行います。

農民の悲惨な生活を目の当たりにし、人々に奉仕する仕事に就きたいと考えるようになるのです。

また、決定的に看護師を目指すようになったのは、1837年のある日「私に仕えよ」という神の声を聞いたことがきっかけでした。

しかし、看護師とは当時、貧しく身分の低い女性たちの仕事でした。

家族の猛反対に遭いながらも、自らの願いを貫き始めたナイチンゲールに、クリミア戦争の勃発とその惨状の報せが届き、看護師団を組織してクリミアへと向かいます。

そこはまさに「地獄」でした。伝染病が蔓延し、ノミやシラミの巣で、ネズミが徘徊していました。

死因のほとんどは病院内の不衛生による感染症だったのです。

そのことに一早く気付き、見て見ぬふりをせずに行動したのがナイチンゲールでした。

彼女の活躍で、病院内を衛生的に保つことが命令され、兵士の約2人に1人が死んでいましたが、20人に1人まで下げることができました。

クリミアから戻った後もナイチンゲールは、看護師の養成や病院環境の改善、軍の医療改革など様々な問題に取り組みました。

ナイチンゲールは、優れたプレゼン能力と駆け引きのうまさを持っており、陸軍施設や病院の衛生改革を行う際、変化を嫌う役人や政治家を動かす武器となりました。

生涯をかけて力を尽くし、病院看護のあらゆる分野における専門家となり、病院看護の大改革を成し遂げたのです。

ナイチンゲールの行動に関する名言

人の思いは、言葉に変わることで、無駄にされているように、私には思えます。それらは皆、結果をもたらす行動に、変わるべきものです。
いくら素晴らしいことを言っていても、行動で示さなければ意味がなく、行動することの大切さを表した名言です。
あなたは仕事やプライベートのことで、頭で考えるだけで完結していませんか?
考えていることを結果をもたらす行動に移して初めて意味をなすのです。
ぜひ今すぐ行動しましょう!

筆者も、このように文章にして表現することを重ねると、言語化する能力や習慣がおのずと身についてきます。

しかし、実生活において行動で示すとなると簡単ではないと感じます。

目先や表面上での捉え方にとどまらず、小さなことでも思ったことを行動にうつして体現できる人間になりたいです!

ナイチンゲールの仕事に関する名言

ナイチンゲールの仕事に関する名言を4つ紹介します。

1.どんな仕事をするにせよ、実際に学ぶ事ができるのは、現場においてのみである。
体験から得る学びがいかに大きいかを表した名言です。

筆者は大学を卒業して社会人1年目の頃に、実際に現場でその仕事を体験してみないと分からないことだらけだと感じました。

どんな仕事でも3年は続けるのがいい、なんて聞きます。

子育てにおいても活かせそうですね!

特に子どもが小さいうちは、興味をもったことはたくさん体験させてあげたいと思いました。

一つの体験から得る学びは計り知れず、これからを生きる糧となりますね。

2.看護を行う私たちは、人間とは何か、人はどのように生きるかをいつも問いただし、研鑽を積む必要があります。
ナイチンゲールは、鋭く的確な観察眼の持ち主でした。
どこまでも深い人間的理解に努めることの必要性を表した名言です。
看護に限らず、必要なまなざしですね!
3.「使命」を感じるとはどういうことか?それは何が正しくて、何が最善であるかという、あなた自身がもっている高い理念を達成させるために自分の仕事をすることであります。もしその仕事をしないでいたら「指摘される」からするというのではない、ということではないでしょうか。これが「熱中するということ」であり、自分の使命を全うするためには、誰もがもっていなければならないものなのです。
仕事はあくまで方法に過ぎず、本来の目的、根底にある揺るがないものというのは、自ら「使命」や「願い」であることを表した名言です。
「使命」や「願い」に基づいた仕事というのは、同時に自分自身との内なる対話でもあるのでしょう。
そんな仕事は、指摘されるからするといった自分以外の場所にその動機があるのではないのですね。

ただ「好きだから」その仕事をするというのも、筆者的にはエネルギー度合いが弱い気がします。

「支えたい」「助けたい」などといった、内側から出てくる強いエネルギーが「使命発動」へとつながる原動力なのだと確信しています。

4.価値ある事業は、ささやかな、人知れぬ出発、地道な労苦、向上を目指す無言の、地道な苦闘といった風土のうちで、真に発展し、開花する。
クリミア戦争でのナイチンゲール達の仕事は、はじめトイレ掃除だけでした。
そして、あり合わせのリンネル品で包帯や枕、シャツをこしらえ、その「時」をじっと待ちました。
そんな地道な部分からナイチンゲールは始めたのです。
程なくして、病院の軍隊組織は力を失い、事務官もナイチンゲールの存在を認めることとなりました。
人は目先の結果重視なところがあり、地道な努力を敬遠する傾向があります。
しかし、ナイチンゲールのこの言葉は、地道な努力あってこそ真に発展し開花することの確信を伝えてくれています。

ナイチンゲールの天使に関する名言

天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である。
「クリミアの天使」と讃えられ、看護師の代名詞でもある「白衣の天使」という名の元ともなったナイチンゲール。
しかし彼女は「天使」という呼ばれ方を好んではいませんでした。
あくまでナイチンゲールの本質は「戦う女性」なのです。

ナイチンゲールはクリミア戦争の最前線の光景を目の当たりにしたときのことをこのように言っています。

「私は地獄を見た。私は決してクリミアを忘れない。」

下水の上に建てられた野戦病院、蔓延する感染症や不衛生なベッド、そんな惨状を見てみぬふりをする軍医長官……。

そんな「地獄」を経験したことがナイチンゲールにとって、看護と公衆衛生の普及と発展に生涯をかけて成し遂げる原動力になったのでしょう。

筆者はこの言葉に出会って、さらにナイチンゲールの力強く芯のある性格が大好きになりましたし、天使のイメージが変わりました。

ナイチンゲールの進歩に関する名言

ナイチンゲールの進歩に関する名言を2つ紹介します。

1.進歩のない組織で持ちこたえたものはない。
組織として進歩することの重要性を表した名言です。
学び続けること、柔軟な考え方を持って変化を受け入れ、変わっていくことの大切さが伝わってきます。

時代は常に移り変わり、それに合わせて私たち人間や組織のアップデートも必要ですね。

2.あなた方は進歩し続けない限りは退歩していることになるのです。目的を高く掲げなさい。
目標を高く掲げることの大切さ、目標達成に向かって行動することの大切さを表した名言です。

筆者的には「自分のため」の目標だとまだエネルギーが最大とは言えないと思います。

「社会や人々が良くなるため」の目標になってくると、エネルギーの出方の次元が変わってくるように思います。どんな小さなことでも!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

現在の看護のあり方を確立したイギリスの不屈の運動家である「戦う女性」ナイチンゲール。

彼女の名言の数々からは、社会や仕組みを良くしたいという願いと使命感が溢れていますね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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