リンカーンの意志・努力・準備・時間・幸せ・未来に関する名言を紹介します。
「人民の人民による人民のための政治」という言葉は、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
アメリカ合衆国第十六代大統領で、「奴隷解放宣言」に署名し、四百万人もの奴隷解放を宣言したことで有名なリンカーン。
彼の成し遂げた偉業や生きた背景を垣間見ると、根強い奴隷問題に目を向けずにはいられません。
リンカーンはいつでも、人は平等であるべきだと考えていました。
彼の人生から紡ぎ出される言葉たちにはどのような思いが隠されているのでしょう。
はじめに リンカーンはどんな人?
エイブラハム・リンカーンは1809年にケンタッキー州ホジェンビルのノリン川沿いの丸太小屋の中で生まれました。
両親は無学の開拓民で、非常に貧しい家で育ったのです。
幼い頃はわずかにあった本を繰り返し読み、以後独学で数学や英語を学び、国の統治の基本となる憲法や法律の勉強をしました。
郵便局長、郡測量士、弁護士を経て、25歳で州議会議員に当選、37歳のときにアメリカ合衆国下院議員に選出されます。
1860年、51歳のリンカーンは共和党大統領候補に選出され、民主党候補を破り、第16代大統領となります。
そして南北戦争中の1862年に奴隷解放宣言を行いました。
奴隷解放、それはアメリカの歴史において最もドラマチックな瞬間でした。
しかし、1865年4月15日に人生の幕を閉じました。
リンカーンの意志に関する名言
Where there is a will, there is a way.
リンカーンは、若い頃から奴隷制度を撤廃し、奴隷を開放したいという思いを持ち続けていました。
そもそも、大西洋をまたにかけた人身売買は、アメリカ合衆国建国以前の17世紀はじめから行われていました。
黒人奴隷は、動物同様に扱われ、家族や祖国から一生引き離されました。
アフリカ沿岸から、木造船の悪臭に満ちた船底の貨物室に3か月も押し込められて運ばれ、生き残った者はアメリカ南部の綿花栽培農家などで働かせられるのです。
奴隷制度にメスを入れるべく、議員を目指しますが、彼ははじめは選挙に落ち続けます。
しかし、「奴隷を開放したい」という強い思いを持ち続けたことで、諦めずに挑戦を続けました。
そしてついに選挙に当選し、地方政治への参入、州議会議員を経て大統領となり、奴隷解放を実現しました。
この功績が評価され、彼の在任期間はわずか4年間であったにもかかわらず「最も偉大な大統領」として、現在も讃えられています。
思うように結果がでないことが続くと「自分には無理だ」と、諦めてしまいたくなりますよね。しかし「必ずできる」と強い信念をもって努力し続ければ、リンカーンのように様々な功績を残すことができるはずです。迷いがあったり、困難にぶつかって折れかけたりしている時には、この言葉を思い出したいですね!
リンカーンの努力に関する名言
The struggle for today is not altogether for today — it is for a vast future also.
努力しているのになかなか結果に結びつかないと感じている人もいるかもしれません。
しかし、現在の努力は決して無駄ではないのです。
自分が目標に向かって行動したことで、柔軟な考え方やより広い視野やものの見方、考え方が身についているはずです。
未来をつくるのは現在の自分がどう行動するかにかかっているのですね!
もし結果が思うように出ないときでも、この努力ははるかな未来のためなんだと思うともう少し頑張ってみようかなという気持ちになりそうです!
リンカーンの準備に関する名言
I will prepare and some day my chance will come.
日々の地道な努力がいかに大切かを表した名言です。
「チャンス」だけを待ってはいませんか?
準備されていなければ、チャンスが来ても逃して終わってしまいます。
実際にチャンスを掴んで成功するのは、ずっと目標に向かって日々地道な努力を続けて来た人です。
チャンスが来てから頑張るのではなく、いつチャンスが訪れてもいいように日々の努力を決して惜しまない人。そういう人こそ、夢を叶えられる人だと筆者は思います。
リンカーンの時間に関する名言
If I had six hours to chop down a tree, I’d spend the first four hours sharpening the axe.
リンカーンの幸せに関する名言
Most folks are about as happy as they make up their minds to be.
願いをもって生きると、その過程が幸せだと感じらられそうですね!
リンカーンの未来に関する名言
未来を単なる予測や予知だけでなく、積極的な行動や創造力で築き上げることの必要性を表した名言です。
未来創造のためには、まず目標を設定し、計画を練り、困難に立ち向かう意志が必要です。
夢やビジョンを持ち、具現化のために努力を惜しまないことが大切なのですね。
その日1日を精一杯生きることの大切さ、今日の自分の行動が明日からの未来を創っていくことを表した名言です。
途中でやめたくなることや、嫌になってしまうこともときにはあるかもしれません。
しかし、未来の可能性は限りなく広がりを見せています!
自分が想像しているよりもはるかに、未来の可能性は大きいのかもしれません。「想像の限界」が「創造することの限界」をつくり上げてしまっているのかもしれませんね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
リンカーンの言葉には、困難に立ち向かうための深い洞察力と力強さが溢れていましたね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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