青山学院大学の陸上部監督である原晋監督の名言を紹介します。
2025年1月3日、第101回東京箱根間往復大学駅伝で青学大が総合優勝を果たしました。
実に、11年で2年連続8度目となる優勝です。
この大会では10時間41分19秒の大会新記録も出しており、その強さが伺えます。
大学は通常4年間であり、選手は変わっているのに、どうしてここまで優勝し続けられるのでしょうか。
その強さの秘密には、原晋監督の組織づくりと人材育成の秘訣があります。
原監督の名言を、部員・チーム理念・チームマネジメントに分けて説明していきます。
はじめに 青学と箱根駅伝の歴史
青山学院大学の陸上競技部は、1918年に創設されました。
今でこそ上位常連校で有名ですが、初出場は出場校11チーム中最下位。
その大会への連続出場は52回大会(76年)まで続きますが、それ以降は、長きに渡って箱根駅伝から遠ざかってしまいます。
そんな青山学院大学に転機が訪れたのは、2004年に原晋監督が就任されてからだと言われています。
原晋監督就任から5年後、第85回大会に33年振りの出場を果たすも、結果は22位に終わります。
それでも着実に力をつけた青山学院大学は、翌年の第86回大会で一気に8位へ躍進し、シード権をも獲得しました。
そしてついに、第91回大会(15年)でチーム初となる箱根駅伝総合優勝を果たします。
さらに、第92回大会(16年)でも優勝、続く第93回大会(17年)、第94回大会(18年)でも優勝しました。
第95回大会(2019年)では東海大学に破れ2位となってしまいましたが、第96回大会(20年)では優勝、第97回大会(2021年)は序盤の出遅れが響き、総合で4位となってしまったものの、復路優勝を飾ります。
そして第98回大会(2022年)では、10時間43分42秒という大会新記録で2年ぶり6度目の総合優勝を果たしました。
第99回箱根駅伝(23年)往路で3位と順調に見えたのですけど、復路では大きく順位を落し、総合3位に終わります。
第100回箱根駅伝(24年)では2年ぶり優勝を飾りました。
そして第101回箱根駅伝(25年)では実に11年間で8度目の総合優勝を果たし、その強さを見せつけています。
これからの青学陸上部のますますの活躍が楽しみですね!
青学陸上部の原監督の部員に関する名言
青学陸上部の原監督の部員に関する名言を11こ紹介します。
ついつい答えを言ってしまいたくなりますが、グッとこらえて待つこと、相手を信じることの大切さを教えてくれていますね。
自分の言葉を持っているということは、自分の思いを持っているということです。
思いを言葉にする習慣があるということは、自分と相手の思いにも目を向けているということになります。
この習慣がつくと、心の奥深くで、人とつながる、人を大切にする関係性を気付けるようになり、しいては組織全体に良い影響を与えることになりますね。
固定観念がないから、いろいろなアイデアが浮かぶ。
原監督は、箱根駅伝の出場経験がないからこそ、固定観念がない指導法を実践しました。
駅伝への素人感覚こそが、駅伝の伝統を覆したのです。
常識にとらわれない実践をし、しっかりと結果に出せている原監督の指導法は、陸上だけでなく、日常の仕事でも活かせそうですね!
もともと、原監督は営業成績が優秀なサラリーマンでした。
人を引き付ける魅力が原監督の言葉から溢れていますね。
この言葉は、人をよく見ていると感じる名言ですね。
大きなことを達成している人は皆、毎日の小さなの積み重ねから始まっています。
この言葉は子育てにも通じますね。親が否定しないことがまずは大切です。
青学の選手を見ていると、皆走りたくて仕方がないという程、楽しそうなんですね。
そして原監督本人も。
プラスで生き生きとしたエネルギーに満ちているのが伝わってきます!
そういったマインドとも、「否定しない」ことは繋がっていると感じます。
これは生きる上でとても大切な考えです。
私たちの体は食べたものでつくられます。
食の質が危惧されている今、食べることの大切さを意識している人はどれだけいるでしょうか?
筆者も「食べることはすべての基本」と考えている一人です。
塾で働いていた時、コンビニやファストフードを食べる生徒を見て、無添加で手作りの給食がある塾を作れたらいいのになあと思ったのを今でも覚えています。
食べるもの、身につけるもの、発する言葉や思い、所作すべてから、その人が何を大切にして生きてきたか、伝わってきますし、周りにも影響を与えます。
我が家の子どもたちには、無農薬のお米と無農薬大豆と麹、海水塩で手作りした味噌で作った味噌汁を食の基本として教えています。
この名言は、自分に合ったメリハリをつけることの大切さを表しています。
練習と休養のメリハリをつけることで、時間を大切にするようになり、自ずと練習や休養の質が上がりそうですね!
強いからと言って、朝から晩まで毎日厳しい修行のような練習を積んでいるわけではないのですね。
この言葉は、基礎の重要性を表した名言です。
規則正しい生活は私たちが思っている以上に重要で、コンディションだけでなく、自分自身やチーム全体のマインドや雰囲気にも大きく影響します。
何をする上でも、動機は行動するエネルギーの源になります。
「自分がワクワクする」ということがキーワードです。
陸上だけでなく、生きることが楽しくなりそうですね!
スタートが大事であるということは、はじめにとった態度や方法が終わりにまで影響したり、万全の態勢でやり抜くには初めの段どりが大切になってきます。
終わりを大切にするということは、それまでのプロセスを振り返り、利益や成果、学びに繋げるということです。
このように考えられる部員を育てることで、大きな成果を成し遂げることができたのですね。
青学陸上部の原監督のチーム理念に関する名言
筆者は、「社会課題を解決できるチーム」を目指しているところに、素晴らしい人材が育ち羽ばたいていく秘訣があると思います。
優勝したら終わりではなく、自分たちが生きる社会や生活があっての「陸上」であることがよくわかる言葉です。
青学陸上部の原監督のチームマネジメントに関する名言
どう考えても組織にいい影響を与えるとは思えません。そういう組織は、土壌がどんどん枯れていって、やがて芽が出ない畑になってしまいます。だからこそ、強いチームをつくりたいなら、まず目を向けるべきは環境づくりなのです。
ミスを恐れず、全力で向かっていける環境づくりの大切さが伝わってきます。
原監督はもともとは敏腕の営業マンでした。
「陸上」に場が変わっても、人材育成という観点で見ると共通点がたくさんあったと思います。
個々の目標を設定すると、一人ひとりが頑張ろうという思いになりますし、全員がそれをやっていると相乗効果で互いに切磋琢磨できそうですね。
下の名言にも、この言葉につながる内容が書かれています。
ランダムにする理由のひとつは、学年、レギュラー、控え選手、故障中の選手、その区別なくグループをつくることで、お互いの目標を客観的に見直せるからです。それによって、より達成可能な目標を設定できるようになります。もうひとつの理由は、チームに一体感が生まれるからです。主力選手だけ、故障中の選手だけのグループにすると、どうしてもチームが分断されます。それぞれの立場で、それぞれの思いを知ることで、はじめてチームとしてまとまります。
原監督のチームマネジメントを拝見すると、まさに小さな社会であることが伺えます。
様々な状況の人がいて当たり前、互いに認め合い、常識にとらわれない。
レギュラー選手だけが頑張るのではなく、陸上部全員で取り組むことに重きをおいているのですね。
青学陸上競技部も、ようやくそういうチームになってきました。個々の成長は、チームの成長に直結する。
原監督はこのようにも話しています。
あくまで、選手主体を貫き、選手同士が互いに切磋琢磨できるような環境づくりに徹してこられたことが伺えます。
筆者は話や提案をすることは、口うるさく面倒な人だなと思われそうで避けるべき、下っ端の自分なんかがと、かつては仕事で思っていた経験があります。
このような気持ちでは、いいチームには到底近づけないですよね…。
話をするのはいい事だ、提案するのはいい事だというチーム組織なら、皆が自分の思いを言葉にし、相手の思いを深く知ろう、共有してつながりたいといった気持ちになりますね!
チームマネジメントにおいて、チームの雰囲気をよく見ることの大切さを言っています。
小さな変化に気付くことは大切ですね。
雰囲気や心理状態というものは目には見えません。
よく観察し、状況や問題を把握するスキルが必要ですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
原晋監督の名言には、日常生活や仕事、ビジネス、子育てなど様々な分野で活かせるヒントが詰まっていました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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