「チョーさん」の愛称で親しまれ、プロ野球選手や監督、タレントとして活躍した長嶋茂雄さん。
名言「巨人軍は永久に不滅です」が有名ですが、それだけでなく数々の名言・珍言を残された人物像としても知られています。
なんと「長嶋語録かるた」も発売されており、奇想天外、天真爛漫、独特の語感で多くの人を笑顔にした長嶋茂雄さん。
そんな長嶋さんの、面白い名言、努力に関する名言、名言「メークドラマ」に隠された意味を紹介していきます!
この記事を書いた人
人生に影響のある言葉を研究する主婦です。
家にある本は漫画を含めて1000冊を超え、「人生は思考から」をモットーに、歴史上の人物や漫画、スポーツ選手の言葉など様々なところから生まれる名言・格言を紹介します。
長嶋茂雄の面白い名言

家に帰って風呂に入るまでは勝負はわかりませんよ。
試合は終わっているはずですが、名将チョーさんの頭の中で試合は続けられるのでしょう。
結果が分かっていないのに、はじめから弱気な気持ち、諦め姿勢になってしまうことはありませんか。
長嶋茂雄さんのように、試合が終わって、結果が出ていても、自分の中の結果はまだわからない!と考えると、大切な勝負や合否もわくわくした気持ちで臨めそうですね!
失敗は成功のマザー
「失敗は成功の母」と伝えたかったのでしょう。
失敗を失敗で終わらせるのではなく、次につながる大切な学びの機会と捉える大切さを教えてくれる名言です。
英語が混ざると、失敗や成功を重く受け止め過ぎずに、様々なことにチャレンジできそうな気持になります!
勝敗の全責任は長嶋茂雄にある。ファンは日本一を待っている。
野球を、チームを、自分のことのように考えていたことが伝わってきます。
そしてファンのことも。
スポーツの世界は理不尽なことも多いだろうと察しますが、大きな器と愛の心を持っていた方なのだということがよくわかる名言ですね。
『バサロ』の差で逃げきりましたよ。
有名な迷言です。
「英語が上手だねえ、こっちの子供は」(アメリカで)
これは長嶋さんが、米国ベロビーチキャンプ中に放った名言です。
確かに、ネイティブの子どもは、当たり前ですが日本人の大人よりも発音がいいです。
天才だけど天然、それが長嶋茂雄なのです!
初めての還暦。ましてや年男ということで。
これは、長嶋さんが1996年の宮崎キャンプ中2月に語った名言です。
1996年2月20日、ミスター長嶋は60歳、つまり還暦を迎えました。
これには後日談があります。
当時、専属広報だった小俣進氏が「なぜ初めてなんですか」と尋ねると、長嶋さんは「2回目があるんだ、還暦には。120歳になったときに」と答えたといいます。
その年まで生きようという強く前向きな、人生を謳歌する気持ちが伝わってきます。
やっぱり野球は生きている。
長年の野球人生を歩んできて、野球は生き物のように意志を持ち、様々な学びや感動を与えてくれる存在だったのでしょう。
一つのことを極めると、見え方も変わってくるのですね。
長嶋茂雄であり続けることは結構苦労するんだよ。
世間にイメージが定着してしまうと、それは自分自身のほんの一部分なのに、そのイメージ通りの自分でいなければいけないかのように感じてしまうかもしれません。
有名人であるが故の悩みなのかもしれませんね。
筆者も、社会人になりたての頃、生徒と関わる時は、変に肩の力が入っていました。
長嶋茂雄の英語を含む名言

「ウチはまだ『不動のマウンテン』じゃない」
山は「不動心」の象徴としてしばしば例えられます。
巨人が不動の山のように、どんな状況にあっても揺らがず、どっしりと構えるようなチームになってほしいと思っていたのでしょう。
アイアム失礼。
1975年、アメリカキャンプでの休日の一場面。
町に買い物に出かけたときに、服が並んでいたので長嶋さんは店員を呼んで注文をしました。
しかし、店員はとりあってくれません。
なんとそこは、クリーニング店だったのです。
それに気がづいて長嶋さんが言った一言です。
意味はわかります(笑)
失礼しました、と言いたかったのでしょう。
サバっていう字は魚へんにブルーですか。
魚辺に青と書いて鯖ですね。
青をブルーと言うところが長嶋さんらしいです(笑)
魚辺に○○で、色んな類似例ができそうですね!
今年の巨人は、まだまだネバーギブアップしません!
これは、優勝がほぼ絶望的になった1998年シーズン終盤に、長嶋監督が放った言葉です。
文法的には二重否定で正反対の意味になってしまいます…。
しかし周囲は、それを承知のうえで、最後まで逆転Vをあきらめないという長嶋監督及びチームの、強い意気込みが伝わってきます。
意味よりも気持ちが大切だということがよくわかります。
僕にだってデモクラシーがあるんだ!
これは新婚時代に、妻とのデートを報道陣に追い回された際の放った言葉です。
一瞬報道陣は、何のことだかキョトンとしましたが、程なくしてそれは「プライバシー」のことだと思い当たったようです。
松井君もね、もう少しオーロラが出てほしい
幻想的な光が出てきそうですね(笑)
松井秀喜選手に、期待を込めて放った言葉ですが、松井選手もびっくりしたことでしょう。
長嶋茂雄の努力に関する名言

努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る
この言葉は実は、作家・井上靖さんの名言で、多くの人にインスピレーションを与えています。
長嶋さんも、その影響を受けた一人だったのでしょう。
この名言は、自己成長や人生の充実度という観点において、持つべき心構えを示してくれています。
打てない時は打てないなりに、美しく三振しなさい。
失敗しても、決して姿勢を崩さずに堂々とプレーすることの大切さを伝える名言です。
失敗を恐れたり、避けたりして、堂々とできないときはありませんか。
失敗しても自分を責めず、落ち込まず、朗らかに、颯爽とした自分でありたいと思いました!
努力してますなんて言う奴は、まだ努力が足りないんだよ。
陰で人一倍努力をすることを当たり前の姿勢としていることが伝わる名言です。
「こんなに努力しているのに…」といった思いが出てきてもおかしくありません。
しかし、努力し続けること、そのモチベーションを保ち続けることの大切さを教えてくれています。
私はね、人生そのものが“ホームラン”だったと思っています。
長嶋茂雄さんの人生も、ホームランのアーチのように美しい放物線を描いて、遠くまで飛んでいったことでしょう。
人生を野球のホームランの相似形に捉えるなんて、考え方そのものが美しいと感じずにはいられません!
僕は12年間、漏電していたんです。
これは、監督就任後に、1992年オフ、13年ぶりに巨人復帰が決まった際に放たれた言葉です。
「充電」と言いたかったのでしょう。
12年間の漏電…意味を考えただけでも面白いですね(笑)
長嶋茂雄が放った名言、メークドラマとは?
メークドラマは計算してできるわけではない。
メークドラマとは、思いもかけない大逆転劇を巨人軍が演じるといった意味合いで用いられた言葉です。
人生でも、同じことが言えるのではないでしょうか。
どれほど綿密な計画を立て、完璧に準備をしても、本当に心を揺さぶるドラマというのは、思いもよらない瞬間に生まれるものなのかもしれません。
野球場で起こる奇跡的な逆転劇、最後の最後で放たれるサヨナラホームラン。
それは監督が作戦上で思い描いていなかったものです。。
人間の意図を超えて生み出される、感動的なドラマというものは、美しく、唯一無二の瞬間です。
これは私たちの日常でも同じことが言えます。
人との出会い、思いがけない気付き、何気ない瞬間の感動。
そうした経験は、人生に大きな意味と必然を与えてくれる宝物です。
大切な人との会話や、共に過ごす時間、子どもの笑顔、自然の美しさ、どれも計算では生み出せるものではありません。
人生の本当の豊かさとは…。
計算を手放し、今この瞬間を大切にすることで、そのとき初めて、本当のメークドラマが始まるのかもしれません。
自分の人生、この先どのような「メークドラマ」が待っているのでしょうか。
予定外のこと、思いもかけないことの中に、そのカギがきっと見つかるはずです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
長嶋茂雄さんの名言には、それに触れた人を元気にする不思議なパワーがあるように感じました。
言い間違いカナ、と思いきや、きっとそうではありません。
長嶋氏にしか言えない、伝えられない言葉なのだと、多くの名言に触れて確信しました。
当サイトでは、他にも野球選手の名言を紹介していますのでご覧ください。
イチローの名言~努力・積み重ね・結果が出ないとき・WBC~ | 名言の泉
大谷翔平の名言~WBC・努力・座右の銘に関すること~ | 名言の泉
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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