羽海野チカ先生の大人気漫画・アニメ『3月のライオン』
登場人物一人一人の細かな心情の動きや日常のほっこりとした情景、時にはそんな日常を揺るがす事件など、繊細に描かれています。
羽海野ワールド全開の名セリフも多く登場し、クスッと心から笑いたくなるそんな魅力あふれる作品です。
実際にいそうな、だけど個性あふれる登場人物も見どころの一つで、名言の宝庫なんです。
この記事では、『3月のライオン』の登場人物である、桐山零、ひなた、おじいちゃん、林田先生、藤本雷堂、二海堂、島田、国分先生の名言を紹介していきます!
3月のライオン~桐山零の名言~

誰かに 自分のいる世界の事について興味を持ってもらえる事が
こんなにも お腹のあたりがフワフワする程 嬉しい事だったなんて…(2巻)
これは、ひなたから「私にも将棋教えてくれる?」と言われたことを回想し、桐山が感じた名言です。
自分が大切にしている世界に興味を持ってもらえると嬉しいですよね。
特に、孤独を抱えて生きてきた桐山にとって、ひなたからの一言は驚きと嬉しさが入り混じったような気持だったのでしょう。
これは、高橋から「桐山さんはプロになってから1年遅れでまた学校に行かれてますよね。あの…それはどうしてですか?」と聞かれて答えた際の名言です。
意味のない事なんてこの世にひとつもありません。
自分でその選択をしたことの理由があれば、やり遂げることがきっとできます。
「誰かに言われたから」「何となく」といった気持ちよりも、自分自身で選んだという事実が大切ですね。
——むしろかけた時間の分だけ 負けるとくやしいので
進めば進む程くやしくなります(5巻)
これは、将棋部としての活動が始まり、「どのくらい強くなればこんな悔しい気持ちとおさらばできますか」と質問を受けた際の桐山のセリフです。
上手だからといって、悩みが全てなくなるわけではありません。
その道を極めれば極める程、精神的な強さというのは必要になってきます。
彼女が困っているなら 何をしてでも助けたいっ(6巻)
いじめにあった友達を助けようとして、自らもいじめにあってしまったひなた。
そんな彼女の力になってあげたい桐山は、去年の担任の林田先生に相談に行きます。
話を聞くうちに、ひょっとすると桐山はひなちゃんのことが好きなのかもと察する林田先生。
「えーっと、その子のこと、なんてゆーか、だっ大事だったりするの?」と聞く林田先生に対してきっぱりと桐山が言ったのが上記のセリフです。
こんなにまっすぐに、誰かのことを大事に思えることってめったにないでしょう。
はじめは孤独さを抱えていた桐山も、川本家のあたたかさに触れて、だんだんと心がほぐれていったのかもしれません。
3月のライオン~ひなたの名言~

私たち みんな同じ ただの中学生のはずなのに(6巻)
クラスの中で自然と出来上がってしまったヒエラルキーに疑問を持つひなたのセリフです。
誰かが決めたわけでもなにのに、クラス内、あるいは学年内での権力を象徴するかのような階級が存在するのが中学校という年代です。

筆者も中学生のときにはひなたのような思いを持ちました。
私が通っていた中学は、部活動によってその階級が決まっていました。
あのとき、この部活を選ばなかったら自分の中学校生活はもっと華やかだったのかな、とも思うこともありますが、自分の好きなことを部活として選んだことに後悔はありません。
子どもと大人の狭間ともいえる、多感で、ちょっと大人びたい年代でもあり、筆者も様々なことに悩み、正直あまりいい思い出はありません。
でも、必要だった時期なのかなとも思います。
3月のライオン~おじいちゃん(川本粗米二)の名言~

「失敗した」って事は「挑戦した」って事だからな
何もやんねーで他人の事笑ってる人生よりずっとマトモだ(3巻)
島田との将棋の試合に負けてしまった桐山。
いくらプロ棋士とは言えど、まだまだ経験値不足で、相手の力量を計り間違え、恥をかいた気持ちになってしまいました。
自分が思っていたよりも、島田は棋士としてのレベルも、人格も数段上だと気付いた桐山は、穴の中にでも入ってしまいたい気持ちになりました。
上記のセリフは、そんな状態で家に閉じこもる桐山を心配するひなたに対し、おじいちゃんがかけた言葉です。
——そりゃ当たり前だ みんなそうさ
でもな 考えてみろ ひなは何か悪い事をしたか?してねぇだろ?(6巻)
3月のライオン~林田先生の名言~

はっきり言ってねーよ そんなドア!!(3巻)
プロの将棋棋士である桐山は、島田8段との対戦で負け、ものすごく落ち込んでいました。
それに加え、高校卒業まであと2年、お金のことや学業のことなど、悩んでキャパオーバーになっていた桐山は、一人階段で転職雑誌を見ながら冷たい昼食をとっていたところを林田先生に見つかりました。
林田先生の話に「でも…」「でも…」とパッとしない返事の桐山。
そんな彼に林田先生が返した言葉が上記のセリフです。
悩みながら、失敗しながら少しずつ前進していくとはこういうことなのでしょう。
学校の欠席日が重なり、実験のレポートが書けずにいた桐山は放課後理科クラブのメンバーに助けられます。
そんな桐山に対し、林田先生が上記の言葉をかけました。
また林田先生は「今日みたいにさ、一人ではどーにもならん事でもさ、誰かと一緒にがんばればクリアできる問題ってけっこうあるんだ。そうやって力をかりたら、次は相手が困っている時、お前が力をかしてやればいい。世界ってそうやってまわっているんだ。」と伝えました。
助け、助けられ、おかげさまで私たちは生かされていることを教えられます。

教員をやっているといろんな保護者の方と出会うことがあると思います。
近年は教員採用試験の倍率が下がり、教員の質の問題が取り上げられることもありますが、こんな熱血な生徒に寄り添う先生が一人でも多く現れるといいなあと思います。
3月のライオン~藤本雷堂の名言~

じゃ男に生まれた意味ねーだろ!!(10巻)
3月のライオン~二海堂の名言~

『3月のライオン』に出てくる、二海堂晴信のモデルは、将棋棋士の村山聖(さとる)さんのようです。
桐山に前向きな言葉を投げかけてくれる姿が印象的です。
これは、二海堂が、TVごしに桐山にメッセージを伝える場面です。
自分を大切に出来てはじめて、自分以外の人のことも本当の意味で大切にすることができるのです。
友達にそんなアツい言葉をストレートに言える二海堂はすごいですね。
一つのことを極めようとすると、そのお奥深さというのは計り知れません。
難病を抱え、その中で将棋に一生懸命に向き合ってきた二海堂の気持ちが溢れている名言です。
3月のライオン~島田開の名言~
それが オレが進まない理由にはならん
「抜けない事があきらか」だからって
オレが「努力しなくていい」って事にはならない(4巻)
これは、将棋の宗谷名人に対して島田が思ったことです。
勝てないから、抜けないからといって、自分が努力しなくていい理由にはならないと、島田さんは言います。
一つの道を究めることは、自分自身との闘いでもあります。
自問自答し、時には仲間に救われ、少しずつ成長していく姿は格好いいです。
自分の努力など自己満足の範疇だったのでは——と。(9巻)
3月のライオン~国分先生の名言~
自分の大きさを知ってがっかりするのが怖いからだ(9巻)
これは、クラスのボス的存在で、大きな問題を起こした高城メグミと話をする中での国分先生の名言です。
国分先生は、ひなたたちの学年主任でもあり、何が起こっても動じずぶれずに、核心をついた物言いをします。
エネルギーの向け方を間違えると、人を傷つけてしまうことになりかねません。
他人を傷つけておいて、悪びれもせず反省もしない態度の高城と高城母。
そんな高城の心の奥を見透かしたかのような国分先生のこの一言は、高城の心に果たして響いたのでしょうか。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
繊細な心情の動きが優しいタッチで描かれている『3月のライオン』でした。
将棋を知らない人でも楽しめますし、筆者は、随所で出てくる美味しいモノたちがこの作品の魅力の一つでもあると感じました!
当サイトでは、他にも漫画の名言を紹介していますのでご覧ください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。



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