イチローの名言~努力・積み重ね・結果が出ないとき・WBC~

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スポーツ選手の名言

イチロー選手こと鈴木一郎さんの名言を紹介します。

イチロー選手は、愛知県出身の元プロ野球選手です。

1991年にドラフト4位でオリックスに入団し、その後の1994年には当時最多の210安打という素晴らしい結果を残しました。

イチロー選手は、打撃、盗塁・守備のすべての面で高いポテンシャルを発揮し、7年連続で首位打者に輝き、打点王や盗塁王など、複数の称号を獲得しています。

また、1996年にはリーグ連覇を達成し、3年連続でMVPに輝きました。

その後も、通算28年間の現役生活を終えるまで、メジャーリーグでもスター選手として、数々の功績を残し続けました。

しかしこのような数々の輝かしい功績の裏側には、イチロー選手の血の滲むような努力と、自分の決めた夢や目標に向かってひたむきに突き進む強い心が存在しました。

努力に対する考え方、積み重ねの大切さ、思うように結果が出ないときにどのように心やモチベーションを保つかを、イチロー選手は名言の中で私たちに教えてくれています。

また、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のインタビューでも、イチロー選手の、野球への思いや仲間を思う気持ちを垣間見ることができます!

この記事を書いた人
horie

人生に影響のある言葉を研究する主婦です。
家にある本は漫画を含めて1000冊を超え、「人生は思考から」をモットーに、歴史上の人物や漫画、スポーツ選手の言葉など様々なところから生まれる名言・格言を紹介します。

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努力に関するイチローの名言

手抜きをして存在できるものが成立することがおかしい。

これは、何事にも妥協をせず、真剣に向き合い、取り組むことの大切さを表した名言です。

手抜きは、簡単でいつでもできますし、一度手を抜くと、その楽さを覚えて、手を抜くことが癖になってしまいます。

「これくらいなら大丈夫」「このくらいでいいか」といったつぶやきが、心の中から湧いてくるのではないでしょうか。

しかし、手抜きをして仮に成立したとしても、それは一時の成立で、すぐに脆さや弱さが出てしまいます。

「あのとききちんとやっておけば…」と後悔になってしまう可能性だって大いにありますよね。

今まで自分が培ってきたものを信じ、手を抜くことなく、努力を惜しむことなく取り組むことで、とんでもない成果につながるはずです!

努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。
これは、努力は必ず実るということを、イチロー選手が実体験をもとに語った言葉です。

イチロー選手のように、長い選手生活の間を通して、国内外でずっと活躍し、功績を残し続けた選手はめったにいません。

しかし、それはイチロー選手が努力なしにはじめから実現できたことではなく、人の何倍も努力し、失敗から学び、成長を重ねた結果とも言えます。

スポーツだけでなく、仕事やビジネス、勉強においても活かせる名言ですね。

目標を達成するための努力は、目標への道をつけるだけでなく、私たちの考え方や視野を広げ、自分自身の人格をも成長させてくれます。

イチロー選手は、小学生時代にこんな作文を残しています。

3年生の時から今までは、365日中、360日は厳しい練習をやっています。

だから1週間中、友達と遊べる時間は5〜6時間の間です。

そんなに練習してるんだから、必ずプロ野球選手になれると思います。

小学生ながら、プロ野球選手になるんだという明確な目標を持ち、誰よりも熱心に、ひたすらに努力されてきたことが伝わってきますね。

また、高校時代には、愛工大名電の学生寮には幽霊が出ると噂されていたそうです。

夜、外に人影がある…。

誰かが外にいる…。

でもその正体は、夜な夜なバットを振り続けるイチロー選手だったのだとか。

皆が練習していない時間でも、素振り練習を続けていたのですね。

イチロー選手の、昔からの努力を続けてきたことがよくわかるエピソードですね!

何かをしようとした時、失敗を恐れないでやってください。失敗して負けてしまったら、その理由を考えて反省してください。必ず将来の役に立つと思います。

これは、2003年4月にイチロー選手がアメリカの小学校を訪問したときに、児童・生徒に向けて言った言葉です。

失敗を恐れないことと、もし失敗してもそこには必ず自分にとって重要な「学び」があることを伝える名言です。

人はしばしば失敗というものを恐れたり避けたりしがちです。

人間は本来、快を引き寄せ、苦を避けようと無意識にするものなので、それは自然な働き、本能というべきものでもあります。

しかし、「成長」た「目標・願い」といった観点からみるとどうでしょう。

「失敗」は決して恐れるものでも、避けるべきものでもなく、私たちに「学び」と「成長」をもたらしてくれるものなのです。

「目標・願い」が明確であれば、なおさらのこと、失敗に必然を感じるかもしれませんね。

失敗には必ず理由があり、失敗した理由を考えて、次に同じ失敗をしないためにはどうすべきかを考え、単なる失敗で終わらせずに、「学び」に変えることができます。

2013年に、イチロー選手は20年のプロ野球選手人生を経て日米通算4,000本安打を達成しました。

この時、4,000本安打の会見で話したのが次の言葉です。

4,000本安打には、僕の場合、8,000回以上の悔しい思いをしている。

その悔しさと常に向き合ってきた事実は誇れると思いますね。

イチロー選手の打率は3割ちょっと、つまり4,000本のヒットを打つために、8,000本以上も打てなかったという悔しい思いをされているのです。

多くの人は4,000本の偉大な記録だけに目を向けますが、イチロー選手は違いました。

表には出ていない、多くの失敗があってこその結果だと、彼は言っています。

その悔しさと向き合い、だからこそ努力を積み重ねてきた結果なのですね。

失敗から学くことを繰り返し、トライ&エラーを繰り返していくことで、本当の成功へとつながっていくのでしょう。

筆者も失敗を避けがちで、目を向けたくないと思ってしまいます。

しかし、そんな自分自身にとらわれず、失敗から学ぶ姿勢を大切にすることで、仕事や子育て、自分の願いに向かっていきたいと思いました!

完璧にはなれないとわかっていますが、それに向かっていこうと思うのが、野球選手だと思います。

これは、2004年に来季の目標を聞かれたときに話した言葉です。

この世界には完璧な人間はいません。

不完全だからこそ、次に向かうやる気やエネルギー、モチベーションというものが生まれると思います。

しかし、完璧でない自分を受け入れた上で、最善の道を見つける努力をする生き方は、誰にでもできます。

更なる進化・成長に向かって突き進んでいく勇気をもらえる名言ですね!

どうやって、ヒットを打ったのかが問題です。たまたま出たヒットではなにも得られません。

これは、2002年のインタビューで、首位打者をキープし続けていた時期を振り返って言った言葉です。

イチロー選手は、なぜ自分がヒットを打てるのか説明できると言います。

そして、それは、自分が努力したからこそ説明できるとも。

偶然ヒットを打てて、目の前の結果のみをクローズアップし、あたかも自分が成長した気になる人は多いのではないでしょうか。

しかしイチロー選手は、その結果に至るまでの過程や方法を理解することの大切さを伝えています。

目の前の結果だけに一喜一憂したり、満足して終わるのではなく、本質を見る眼だったり、「なぜそうなるか」を問い続ける姿勢を大切にしたいです!

長く続く強い発見は、凡打をして、その凡打の理由がわかったときなのです。いい結果を出すにしても、やられるにしても、かならず理由があります。

これは、2004年1月に、イチロー選手が多くのファンに語った言葉です。

世の中に起こることにはすべて理由があるという前提のもと、成功する理由、もしくは失敗する理由を考え、分析することの必要性を伝える名言です。

失敗の理由がわかれば、同じ失敗をを防ぐために行動や環境を改善することができます。

逆に、成功の理由がわかれば、次も成功するためには、あるいは、さらに精度を上げるためにはどうすればよいかを考えるきっかけになります。

感覚的に取り組んでしまう人も多いと思いますが、なぜそうなったのかを考えるクセをつけることはこれからも役に立ちます。

理由を理解し分析することで、より良い結果を出していきたいですね!

積み重ねが必要なときに見るイチローの名言

小さいことを積み重ねる事が、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

これは、2004年にイチロー選手がメジャーリーグの年間安打記録を破ったときの記者会見で言った言葉です。

イチロー選手は、子供の頃から素振りやストレッチなどの基礎練習を続け、メジャーリーガーになった後もずっと欠かしませんでした。

小さな積み重ねで、基礎の土台がしっかりとつくられ、その上にスキルが身についていき、結果としてとんでもない功績や成功へとつながるのでしょう。

小さなことというのは、私たちが気にも留めていないような生活習慣だったりします。

実際、受験勉強でも、最後の踏ん張りが効くのは、体力と集中力です。

それは、受験までの残りの1年で容易に身に着くものではありません。小さい頃からの習慣であったり、考え方であったりが大きく影響してきます。

だからこそ、日々の何気ないことにも目を向け、大切にしたいと感じました!

思うように結果が出ないときに見るイチローの名言

結果が出ない時、どういう自分でいられるか。決して諦めない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる。

2005年にシーズン200本安打を達成した試合後のインタビューで語った言葉です。

ビジネスで結果が出ないこともあるでしょう。特に、起業し始めたときや、新しい部署に配属されたときなどは、最初は結果が出づらいものです。

もう辞めたいと思っても諦めずに努力し続けると、結果・成果を生み出すことに繋がります。

2005年前半のイチロー選手はスランプでヒットを打てていませんでしたが、それでも200本安打を達成しました。

壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。

神様は、乗り越えられる試練しか与えないと言います。

試練が来たら、自分が成長するチャンスと思い、避けることなく向かう心構えを大切にしたいですね!

自分のプレイに驚きはありません。プレイそのものは自分の力の範囲内です。

2001年にイチロー選手がMVPを受賞したときの言葉です。

日々の練習の結果が、自分のプレイとして現れたものであり、それ以上でも以下でもないということです。

ビジネスでも同じことが言えるのではないでしょうか。

毎日試行錯誤をして真剣に取り組んでいれば、その結果が現れますが、怠けてしまえば同じ結果には絶対になりません。

成功マインドをつくるためのイチローの名言

選手である以上、プレッシャーは感じていたいと思います。プラスにするもマイナスにするも自分次第です。プレッシャーのない選手でいたいとは思いません。

2002年にイチロー選手がインタビューに答えた際に出た言葉です。

大きな仕事、大事な試験などプレッシャーや緊張を抱いてしまう場面は多くあります。

しかし、そのプレッシャーや緊張から目を背けたり、抑え込んだりするのではなく、向き合うことがまずは第一歩になります。

気の持ちようは自分次第であり、プレッシャーをエネルギーに変えて、大きな舞台でも結果を出すイチロー選手を見習いたいです!

僕はいつも一生懸命プレーしていますが、今日はよい結果が出なかった。でも、だからといって後悔もしていないし、恥ずかしいとも思っていません。なぜなら、できる限りの努力をしたからです。
これは、よい結果が出なかったときは、目先の結果だけでなく、それまでの過程、プロセスに目を向けることの大切さを表した名言です。
手を抜かずに、できる限りの努力をすることに集中することが大事ですね!

WBCで言われたイチローの名言

僕の野球人生で最も大きな日になった。多くの人が日本から来てくれて力をもらいました。きょうはケガを恐れるとか関係なかった。何があってもやってやるという気持ちだった。みんなで喜べることなんて遠ざかっていたので、思い出させてくれた。次回?声が掛かるようにしていかないと。

これは、2006年3月20日、WBCで10対6でキューバを下し優勝した際のインタビューでの言葉です。

全ての試合で安打を記録し、日本の優勝に貢献しました。

また、外野手部門のベストナインにも選ばれました。

キューバは、メジャーリーガーがいない中、決勝まで勝ち進んできた強豪です。

そんなキューバを前に、日本は初回から一挙4点を取ります。

5回でも、イチロー選手がタイムリーヒットを放ち、好調でした。

試合の終盤では、両チームが点を取ったり、取られたり。

結果、初代WBCを日本が制すこととなりました。

2001年からメジャーリーガーとなり、日本人選手と顔を合わす機会は少なかったと思います。

そんな中で、この決勝はイチロー選手の人生にとって、同じ国の仲間との絆を再確認できる、大きな出来事だったのでしょう。

故郷の仲間を思い出すような、あたたかい、そしてそれそれの地に戻っても、同じ気持ちでプレーしようというアツい思いが込み上げてきたのだろうと、この名言から推察します!

苦しいところから始まって、苦しさからつらさになって、つらさを越えたら今度は、痛みが来て、心がね。でも、最終的に、こうやって、みんなで、笑顔になれたこと、日本のファンの人たち、笑顔が届けられたこと、最高です。
これは、伝説と語り継がれる2009年のWBCで、延長戦までもつれた試合で韓国を下し、二連覇を成し遂げた際のインタビューでのイチロー選手の言葉です。
この決勝に行きつくまで、その裏には多くの苦悩がありました。
実はこの時期、スタメンで出場していた選手の中でもイチローの成績はすこぶる悪く、打率は2割前半でした。
そんな成績不振のイチロー選手を、全試合1番で起用し続けた原監督も凄いですが、実際にプレーしたイチロー選手にかかる重圧は相当なものであったと察します。
上記の、2006年第1回大会での活躍があるだけに、イチローは欠かせない存在になっていました。

WBC決勝は、9回裏3対2と日本がリードする場面で、ダルビッシュ有選手が抑え投手として登板します。

このまま優勝かと思いきや、まさかの3対3の同点に追いつかれてしまいます。

この時のダルビッシュ選手の心境を察すると、胸が痛くなる思いです。

そのまま延長戦に突入。

延長10回表、ツーアウト・ランナー3塁2塁からイチローのタイムリーヒットで2点を勝ち越し、その裏をダルビッシュ選手が抑え、5対3で優勝することとなりました

何とも劇的でドラマチックな展開が、野球の世界一を決める舞台で行われたのですから、球史に残る伝説と言われるのには納得です。

この展開は、イチロー選手が絶不調だったからこそ、ダルビッシュ選手があの時同点に追いつかれてしまったからこそ、名場面が生まれたと言っても過言ではありません。

この試合を覚えている方もいるのではないでしょうか。

結果、優勝という形でしたが、仮にそうでなかったとしても、イチロー選手をはじめ、世界の強豪を相手に全力でプレーしてきた侍ジャパンの選手たちから本当の勇気と感動をもらえたと実感します。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

イチロー選手の名言には、目標に向かう姿勢だったり、努力の大切さを教えてくれる言葉が多くありました。

また、絶不調のとき、思うように結果が出ないときでも、決してくじけることなく、自分を卑下することなく、着実に歩み続ける強い心が印象的でした。

ものすごい結果を出して、世界から認められる選手でも、謙虚で、常に周りへの感謝を忘れないイチロー選手の人柄が伝わってきますね。

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