甲子園の実況・選手宣誓・監督に関する名言を紹介します。
高校野球と言えば甲子園。
長い甲子園の歴史の中で数々の名勝負が生まれてきました。
そのドラマの中には、選手や監督のどんな思いが込められているのでしょうか。
甲子園の名言~歴史に残る名実況編~
この言葉は、1985年の第67回大会の、宇部商業(山口)対PL学園(大阪)の決勝戦で生まれました。
桑田真澄と清原和博のKKコンビ率いるPL学園は、決勝戦で宇部商業と対戦しました。
その際に、清原が2打席連続で甲子園通算13本目の本塁打を打った場面での名実況です。
この記録は今現在も破られてはいないようですね。
この言葉は、1992年の第74回大会2回戦で、星稜(石川)対明徳義塾(高知)の試合の際に生まれました。
星稜には、怪物・松井秀喜がおり、明徳義塾側は前代未聞の5打席連続敬遠という対策を取りました。
結果明徳義塾が3対2で勝ちましたが、この結果は試合後にマスコミに大々的に取り上げられ、社会現象にもなりました。
ゴジラという異名が登場したのもこの頃です。
結果は9:10で負けてしまいましたが、9回だけで5点も巻き上げたのはすごいです!
野球の勝敗は最後まで分かりませんね。
最後まで諦めないこと、自分と仲間を信じることの大切さがこの試合を通して伝わってきます!
2006年、第88回大会での八重山商工(沖縄)対智辯和歌山(和歌山)の3回戦で生まれた名実況です。
八重山商工のエース大嶺祐太(ロッテ)は、ピンチの場面でふと空を見上げました。
甲子園球場から遠く離れた、八重山商工の所在地石垣島へとつながる空は、特別な「空」だったことでしょう。
遠くの地で応援してくれる故郷の人たち全員の応援を力に変え、強敵に向かおうとする気持ちをまさに表しているかのようですね。
どんなに窮地に立たされた時も、苦しいときも、「故郷」というものは大きな心の支えになりますね。
甲子園の名言~選手宣誓編~
感動を呼んだ甲子園での選手宣誓を紹介します。
1994年・光高校・杉村衡作主将の選手宣誓
野球を愛する私たちは、あこがれの甲子園球場から、全国の仲間にメッセージを送ります。
ファイト・フェアプレイ・フレンドシップの頭文字「F」のマークをあしらった高校野球連盟の旗のもと、私たち選手一同は、苦しい時はチームメイトで励ましあい、辛い時はスタンドで応援してくれている友人を思い出し、さらに全国の高校生へと友情の輪を広げるため、ここ甲子園の舞台で一投一打に青春の感激をかみしめながら、さわやかにプレイすることを誓います。
2011年・創志学園(岡山県)の野山慎介主将の選手宣誓
私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。
今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地では、すべての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。
私たちに今できること。
それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。
がんばろう日本。
生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
スポーツはいつでも心を一つにできることを思い出させてくれますね!
大会の開催には賛否両論あったと思いますが、頑張っている人の姿や言葉は、心の奥深くに伝わるものがありますね。
甲子園の名言~監督の言葉~
監督が残した名言を紹介します。
監督とは、部全体を指揮、指導するだけでなく、人を育てる役割も担っています。
そんな甲子園出場校の監督たちが残した、心に響く言葉をご覧ください。
須江航監督の名言
でもそういうことは全部ダメだダメだと言われて。
活動しててもどこかでストップがかかって。
どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、でも本当に諦めないでやってくれた。
コロナで制限がある中でも、自分たちなりに諦めずに模索し、その中で喜びも悔しさも、すべてが色濃く詰まった経験を選手たちはしてきたのだなと感じました。
高嶋仁監督の名言(智辯和歌山)
甲子園の強豪智辯和歌山をまとめる高嶋監督の名言です。
たとえ全国の頂点を掴んだとしても、過去の実績に驕ることなく、謙虚に、成長し続ける努力をすることの大切さを表した名言です。
悔しい気持ちで終わってしまうのか、悔しさをバネに飛躍できるのかは日々の努力や精神力にかかってきますね。
渡辺元智監督の名言(横浜)
球界を代表する選手を指導してきた、渡辺監督の名言です。
西谷浩一監督の名言(大阪桐蔭)
大阪桐蔭を、平成最強校へと成長させた西谷監督の名言です。
長い目で見れば、自分自身を成長させてくれた部分が必ずあると思います。
今は気付かないかもしれません。
しかし、必ずやってよかったと思える瞬間が不思議とやってきます。
人生に無駄なことは何一つないのです。
意識化することは大事です!
中村順司監督の名言(PL学園)
全国制覇6回の強豪校を率いた名監督・中村監督の名言です。
「やる気」の引き出し方、筆者も習得したいです!
逆境に出会ったときの自分にかけてあげたい言葉です!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
甲子園での実況、選手宣誓、監督の言葉には、一つ一つにドラマがあり、私たちに大切なメッセージが込められていました。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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